京都観桜編(5):法起寺~奈良(08.3)

 閑話休題。法輪寺から十分ほど走ると法起寺、こちらの三重塔は706年に完成したといわれ、日本最古のものです。溜池ごしに遠望すると、塔のシルエットが水面に映っていい風情です。さきほどの店でもらった地図によると、斑鳩三塔を同時に眺望できる地点がこのあたりにあるはずですが、きょろきょろ見回しても建造物等が目隠しとなり見晴らすことができません。そうこうしているうちにまたもや雨が。「濡れていこう」なんて悠長なことは言っていられませぬ。全身全霊をこめてペダルを踏み、ずぶ濡れになる前に法隆寺駅に到着。やれやれ。自転車を返却して、JR関西本線に乗り込みました。途中の郡山駅で下車して、大和郡山城の桜見物と洒落込む選択しもあったのですが、やはり奈良公園の桜が気にかかります。ふたたび奈良駅で降りてトイレに駆け込むと、こちらの小用便器の的は点がぐしゃぐしゃと集まったものでした。鹿児島=二重丸京都=三ツ星、奈良=点の集合、ううむこの世界の奥深さを垣間見たような気がします。でも私だったら闘争本能をぎんぎんにかきたてる的にするな、○○の○とかね。
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 ここから三条通りをまっすぐに歩いて奈良公園へと行きましょう。途中で夜食用に「柿の葉寿司」を購入。猿沢の池あたりにはそれほど桜はありません。興福寺五重塔を写真におさめ、三条通りをさらに進むと、右手に「伝説三作石子詰之旧跡」という表示がありました。おおっ、修学旅行の時にバスガイドから聞かされた、あやまって春日大社の鹿を殺めた少年が石子詰の刑に処せられたという逸話(伝説?)の舞台がここか。それ以後、家の前で鹿が死んでいたらこっそり隣の家の前に移すために、奈良の人は早起きになったという都市伝説が生まれたのは周知の事実…なのかな。なおこの話を題材に近松門左衛門が浄瑠璃「十三鐘」を草したそうです。残念ながら門が閉ざされ、中に入ることはできませんでした。
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 そして春日大社の境内に入り、鷺池と浮見堂へ。ガイドブックによると桜の名所だそうですが、残念ながら一分咲き。なおこのあたりから、春日大社の神使・鹿のみなさまをよく見かけます。公衆便所には鹿が入ってトイレットペーパーを食い荒らさないように一方向にしか開かない木製ドアがついていました。鹿せんべいを売る店では、買い物している客の後ろに近づいて背後霊の如くじっと佇む剛の鹿も見かけました。
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 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2008-12-24 06:10 | 京都 | Comments(0)
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