阿佐ヶ谷・高円寺・西荻窪編(2):阿佐ヶ谷(08.5)

 向かいの家ごしに鬱蒼とした木々が見えるので、神社でもあるのかなと行ってみると、なんと個人のお宅でした。地主だったのか、あるいは大富豪か、圧倒されるスケールでした。このあたりはとても街中とは思えない、白い塀と緑が織りなす閑雅な空間です。
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 近くには扁平で質朴な白木の鳥居と、注連縄をまいた巨木、小さな祠がありました。幟などもたっていないので、地元の方々が常日頃お参りをしている地域の神様なのでしょう。
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 それでは駅北口の左手に行ってみましょう。スターロードという商店街を通り抜け、ちょっと横道に迷い込んでみると、古い門柱がありました。どりゃどりゃと近寄ってみると、「東京都杉並區」と書かれた古い表札がありました。東京都ができたのは1943(昭和18)年、この字体が旧字体とされたのは1946(昭和21)年の内閣告示の当用漢字表からですから、この間の時期につくられたのではないかと推測します。
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 このあたりではこうした古い門をたくさん見ることができました。
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 中には、庭木のために塀の一部をくくりぬいた心優しき物件もあり。また戦前の物件らしい和風の木造住宅や洋館も散見されます。ふたに長方形の小さな穴があいている郵便受けを見かけましたが、これはいったい何のためなのだろう???
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 オキナ荘には「アパート防犯心得」という、半分ほどの字が判読できない看板がありました。「留守を頼まれたら、お互いにみてあげる」なんて、今ではちょっとできないことかもしれません。
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 六本の小さい塔がアクセントになっている看板建築、丸窓がキュートな白い洋館も発見。
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 染物屋や豆腐店も元気に営業しているようです。
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 駅の近くまで戻ると、朽ち果てつつある喫茶店「プチ」、ノスタルジアをかきたてる趣の「洋食 冨士ランチ」など、昔を偲ばせるようなお店に出会うことができます。
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 今度は駅の南側に行ってみましょう。中杉通りはけやき並木がありますが、仙台の定禅寺通りにくらべると見劣りがします。車道を歩いてもつまらないし、何よりも煙草がすえないのがつらい。(筆者注:杉並区では路上喫煙禁止区域が多々有り) 並行して走る路地を、家々を見ながら歩くことにしましょう。青梅街道を渡って南行する路地に入ると、このあたりでも古い住宅の優品を見かけます。生垣や生い茂る庭木に涼を感じて、足取りも軽くなります。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2009-01-18 07:13 | 東京 | Comments(0)
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