阿佐ヶ谷・高円寺・西荻窪編(5):高円寺(08.5)

 まずは北口にある純情商店街へ。ねじめ正一氏の小説「高円寺純情商店街」にちなんだ命名ですね。アーケードがない開放的な空間、エネルギッシュで猥雑な雰囲気、なかなか好感がもてます。地元資本の小さな商店が肩を寄せ合い励ましあいながら、元気にやっています。こちらではユニークな店名によく出会えました。「肉のアンデス」「大衆酒場 バクダン」「バオバブ治療院」「中華料理 大陸」…
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 さてそろそろ昼飯にしますか、いろいろと物色した結果、駅近くにある「NEW-BURG」に決定しサービス・ランチを注文しました。鉄板プレートの上にはハンバーグ・あじフライ・目玉焼き・ポテトフライ(小二個)・スパゲティ・ミックス野菜の炒め物、これにご飯・味噌汁・サラダがついてぬぅわんと480円! これは安い… 恐るべし高円寺…
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 それでは駅の南側に行きましょう、まずはアーケードのあるパル商店街ですが、これと言った見どころはなし。やはり古着屋をよく見かけますが。
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 そしてアーケードが途絶えた先が、お目当てのルック通りです。ここは戦災、というよりもアメリカ軍の無差別爆撃による大量破壊と虐殺を免れたため、戦前の面影を残す商店がけっこうあるそうです。しかし建て替えが進んでいるようで、思ったほどには見かけませんでした。それでも看板建築や、意味不明の装飾、出窓のある木造建築などをいくつか発見。
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 わきの路地をふと見やると、手押しポンプがあったのには驚愕。さすがに引退して静かな余生を送っていましたが。
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 ん? 「カプセル・シャワー」? 一抹の悪寒とともに近づいてみると、シャワー室が三つ並び、200円で八分間利用できるようになっています。銭湯にも行けない貧困層が確実に増えているということでしょうね、どこまで堕ちてゆくのだろう、この国は。そして誰が堕としているのだろう。
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 それでは高円寺駅に戻り、ふたたびJR中央線で西荻窪に行きましょう。高円寺から西に向かって、阿佐ヶ谷、荻窪、そして西荻窪と、六分ほどで到着です。三浦氏曰く、浮世離れした天上天下唯我独尊的な街、高級住宅地とミッション系東京女子大のある閑静な街、そしてアンティークを売る店が多いそうです。流行に流されず軸がぶれない街なのでしょうか。まずは駅北口の伏見通りを歩いてみましょう。歩道と車道の別がない路で、両側にはけっこう商店が建ち並んでいますが、○○商店街とは名乗らないのですね。この気張らないのんびりとした脱力感が、西荻窪の特徴だと見た。わきに入る路地に赤い鳥居があったので、どりゃどりゃと行ってみると右側に東伏見稲荷大明神という幟のある小さな祠がありました。思わず網膜が脱臼しそうになったのは、そこにあった異様に縦長の手づくり鳥居。「鳥居に見えりゃどうでもいいじゃん」と言わんばかりのゆるゆる感には脱帽です。猫もトレイにすっぽりとおさまってゆるゆると昼寝をしていました。
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 やがて通りは右へと大きく曲がり地蔵坂上に至りますが、このあたりでアンティーク・ショップをよく見かけます。ある看板建築は左半分のみを補修したちぐはぐなもの、建築版あしゅら男爵(マジンガーZに登場)ですね。地蔵坂上を左に行くと憧れの(何に憧れているんだ)「とんじょ」ですが、お楽しみは後回しにして先を急ぎましょう。
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 本日の二枚はルック通りです。
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by sabasaba13 | 2009-01-21 06:21 | 東京 | Comments(0)
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