長瀞・寄居・小川・岩槻編(11):小川(08.7)

 その先には四季の花々に囲まれた高西寺、そして「みかえり地蔵」のある龍谷薬師堂があります。前者については、観光客立入り禁止ということで残念ながら入山することはできませんでした。(なぜだろふ?)
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 その先には、周囲をきれいな流れの堀で囲まれた、黒板塀のすてきなお宅がありました。往時の土豪、村役人の系譜をひくのかもしれません。とても景観にマッチしていました。八高線の踏切を渡ると円城寺、こちらの墓地には二連の板碑があります。鎌倉期末~南北朝前期、円城寺開基の円阿沙弥(1325没)・道阿北丘尼(1346没)夫妻の追善のために建てられたもので、重厚な佇まいと彫りのしっかりとした銘文が印象的な優品。なお寺の門前には六地蔵がありました。
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 なお小川は周囲を山でかこまれており、このあたりからも住宅ごしに見ることができます。四季おりおりの情緒や風情、その変化を、山によって感じることができるのでしょうね。山々に囲まれ清流がながれる小さなそこそこの町、そんな町に憧れます。小川はいい線いってます。さて腹もへったし、駅の周辺で昼食をとることにしますか。幅広い自動車道に出ると、「(有)比企典礼」という広告看板がありました。かつてこの地を治めた比企一族は、北条時政に滅ぼされ、一族の墓石群が鎌倉妙本寺にあったと記憶しています。その末裔でしょうか。
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 小川町駅に向かう途中、脇道のところどころに白壁の藏や古い民家・商家が散見されます。しかしその数は少なく、町並み自体は統一感に欠けたものでした。
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 花水木通りの入り口には「平沼銃砲火薬店」、趣味や実用で銃を使う人が多いのでしょうね。その先にある風格ある建物が割烹旅館「二葉」、こちらの名物料理が忠七めしです。調理に禅味を盛れ、という山岡鉄舟のリクエストにこたえて誕生したそうです。白いご飯にわさび(剣)、海苔(禅)、ゆず(書)を加え、秘伝の熱いつゆをかけるそうですが、ちょいと値段が張るのでパス。
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 なおこの通りの歩道には万葉集におさめられた歌とその解説を記したプレートが点々と立ち並んでいます。「防人の歌」に出征兵士の見送り風景の写真(昭和19年)を合わせたものには見識を感じます。解説曰く「古代も男を兵に徴用されて行く男の家族の嘆きがあり、怒りがあり、深い悲しみがありました。核を捨て、一切の武器を捨て、人類に平和が訪れますように!」
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 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2009-02-19 06:11 | 関東 | Comments(0)
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