長瀞・寄居・小川・岩槻編(12):小川(08.7)

 駅前にある観光案内所+軽食+お土産屋の「壱押屋」に入り、熱くて薄い珈琲をいただきながら、観光パンフレットを物色。お店の方にいろいろと訊ねましたが、どうやらまとまった古い町並みは残っていないようです。パンフレットで見つけた手打ちうどん屋で昼食をとろうと、しばらく徘徊しましたが見当たりません。やれやれつぶれてしまったのかな。その近くには♪After all, it was you and me♪とミック・ジャガーのように咆哮する、広漠な駐車場を有する大規模小売店舗が無気味な存在感とともに佇んでいました。地方の衰微にはいろいろな原因があると思いますが、その一つが間違いなくこうした中央資本による大規模店舗の存在でしょう。地元資本の小商店がつぶされ、商店街がさびれていく。これは自然現象ではなく、規制緩和という明白な政治的意図によってもたらされた事態です。誰かが"買い物難民"と言っていましたっけ。その結果、自動車に乗って郊外にある大規模小売店舗に行かざるをえなくなり、車の普及と同時進行で公共輸送機関が統廃合されていく。全国的チェーン店を経営する企業と自動車メーカーを肥えふとらせる、一石二鳥のみごとな政策です。地方を活性化し、自動車による温室効果ガスを削減するためにも、こうしたやり方は考え直したほうがよいのではないかな。
 近くで見つけた蕎麦屋で冷やしたぬきうどんをいただき、腹ごなしにもう少し町の散策をしましょう。造り酒屋とレンガの煙突など味のある景観も時々見かけるのですが、やはりシャッターを閉ざした仕舞た屋がいやでも目につきます。このままでは地方は消えてなくなってしまうのではないかというどす黒い思いに胸をふさがれながら歩いていると、「小京都と京都ゆかりのまち」という観光ポスターがありました。
c0051620_69939.jpg

 ここ小川も"小京都"だったんだ。自称?他称?の小京都がつくる全国京都会議という組織があるそうです。(http://www.kyokanko.or.jp/shokyoto.html) 参考のため、ポスターに記されていた"小京都"を列挙しておきましょう。○がついているのは、私が訪れたことがある地です。その名に値するのか、などと野暮なことは言いません、みなそれぞれ味わいのあるそこそこの町でした。

弘前、○角館、○盛岡、○遠野、湯沢、○山形、岩出山、村田、○栃木、○足利、○佐野、○古河、嵐山、○小川、○湯河原、加茂、飯山、飯田、城端、○高山、○郡上八幡、西尾、○犬山、○金沢、○大野、○小浜、○伊賀上野、篠山、龍野、○出石、津山、○高梁、○尾道、○竹原、○倉吉、○松江、○津和野、○山口、○、大洲、○中村、朝倉、小城、○伊万里、○日田、○杵築、人吉、日南、○知覧

 本日の一枚です。
c0051620_693682.jpg

by sabasaba13 | 2009-02-20 06:10 | 関東 | Comments(0)
<< 長瀞・寄居・小川・岩槻編(13... 長瀞・寄居・小川・岩槻編(11... >>