アイルランド編(4):アムステルダムへ(08.8)

 好月好日、天候は曇り、いよいよ出発です。アイルランドの航空会社エア・リンガスによるダブリンへの直行便はないので、KLMでアムステルダムに飛び、そこで乗り換えることになります。いつもですと通帳のような航空チケットを受け取るのですが、KLMはEチケットとやらに切り換えたそうで、何やら英語で書かれた一文が旅行会社からEメールで送られてきました。これをプリントアウトして持ってきたのですが、一抹の不安を感じます。成田空港に到着してKLMカウンターの付近でおろおろしていると、見るに見かねたのか係員がやってきてパスポートをかしてくれとのたまいます。そのパスポートの顔写真ページを機械に読み取らせ、いくつかボタンを操作すると、あーら不思議、するするとボーディング・パスが出てきてこれでチェックインは終了。結局、書類は必要ありませんでした。荷物を預け、ボディチェックとイミグレーションをすませ、さあ搭乗? いやいやその前に絶対にしなければならない必須のことがあります。(手の平にもメモしておきました) とにかく現地では煙草が高額なので、タックスフリーで安い煙草をしこたま仕入れておくこと! 今回は2カートンを購入、お酒に関してはアムステルダム・スキポール空港でアイリッシュ・ウィスキーを物色することにしました。
 そして搭乗、いつものように入口右脇の機体部分を「あんじょうたのんまっせ」と優しく叩き、「ニンドスハッカッカ マ ヒジリキホッキョッキョ」と呪文を唱えました。これをして、これまで飛行機が墜落したことがありません。下手な御守よりも効果抜群です、お試しあれ。さて機内に乗り込むと、一天にわかにかきくもり突然の車軸のような豪雨、そして雷鳴が轟きはじめます。そのために出発が一時間ほど遅れましたが、機長のアナウンスによると到着時間には変わりはないとのこと。なんだ、やればできるじゃないか。それはともかく、トランジットに影響はなさそうで一安心です。これから西方向へ長時間移動するので、ダブリン空港に到着するのは本日の午後六時ごろ、よって時差ぼけによるダメージを最小限にするために機内では一睡もしない所存です。いつもですと映画を見て暇をつぶすのですが、機内誌を見るとあまり面白そうなラインアップではありません。いたしかたない、持参した本を読むことにしましょう。そうこうしているうちに、機内食が配膳されました。食前酒としてビールを注文したところ、当然の如くハイネケンが出てきました。ギネスは現地に着いてからのお楽しみ。食後に珈琲を所望すると、紙コップに何やら英語の一文が印刷してあります。英語に堪能な山ノ神の助けを借りながら読んでみると、要するにKLMで使用しているコーヒー豆の少なくとも30%は、野生動植物を害さない農園でつくられた、しかも高品質なもの、だそうです。残りの70%はなんなんだよ、というツッコミはおいといて、最後はこうしめくくられています。"…and improving the living and working conditions of workers." 農園労働者の生活や労働条件の改善にも尽力しているということでしょう。なるほどねえ、環境だけではなく、労働者にも配慮をしないと、あるいはそういうふりをしないと、企業イメージが悪くなるという判断なのでしょう。
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 次の機内食で驚いたのは、食器を置くトレーが、生卵を入れるような紙製だったこと。さすがにデザインに工夫をこらし、貧弱な雰囲気は払拭するようにしています。ブランド・イメージの向上と徹底した経費削減、グローバル化した競争の中で生き残りをはかる企業の姿を垣間見たような気がします。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2009-03-02 06:11 | 海外 | Comments(0)
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