東京の奉安殿編(5):目黒不動尊(08.9)

 さて次に向かうは目黒不動。東急目黒線に乗って約十分で不動前駅に到着、ここからかむろ坂通りを西へ歩き、右手に折れた正面が目黒不動尊です。付近はちょっとした門前町になっており、さまざまな商店が建ち並んでいます。ある肉屋さんの前には、郵便配達用スクーターと新幹線の形をした子供用乗り物、正式名称は何と言うのでしょう、小銭を入れるとうぃんうぃんと揺れる一物がありました。最近、とんと見かけなくなりましたが、これはちゃんとメンテナンスされて現役の風情です。その前にある「旬魚のととや」で昼食をいただきましょう。注文は鯖の塩焼き定食、身がしっかりと締まり脂もほどほどに乗ってなかなか美味でした。
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 そして目黒不動尊へ。天台宗のお寺さんで、泰叡山滝泉寺の通称です。808(大同3)年に円仁が下野国から比叡山に赴く途次、不動明王を安置したのが開創と伝えられます。近世には江戸五色不動の第一となり、地名のおこりとなります。山門をくぐると広い境内となり、正面にあるのが独鈷滝。水垢離や病気平癒祈願のために今でも利用されているそうです。その近くのあるのが水かけ不動尊です。長い石段を上り、「階段はゆっくり・あわてず・かくじつにお上がり下さい」という注意書きのある階段を上がるとそこが本堂です。さすがは江戸っ子、「てやんでいべらぼうめ」とせっかちに駆け上がりすっ転ぶ参拝客が多いのでしょう。賽銭箱には「防犯上の都合により、お賽銭は中央の賽銭箱へ入れてください」という注意書き。せちがらい世の中に…、いや賽銭泥棒は太古の昔からいましたよね。私は、細長い棒の先に鳥もちをつけて飛木稲荷神社の賽銭をくすね、近所の駄菓子屋「S山」でカバヤキャラメルを買った、などという悪辣な行為はしたことはありませんが。
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 その近くには絵馬がかけられていました。自称絵馬ウォッチャーとしては見逃せない、いくつか紹介しましょう。「今年こそは方向性が定まりますように」「どこの学校に行っても、頭の良さがトップでありますように」「天下布武」「木村拓哉のクオカードが当選しますように」 いやはや、これだけバラエティに富んだ願い事をよせられるなんてお不動さんも大変だ。♪限りないもの、それは欲望♪ですね。
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 石段の途中には力石と、天台宗と修験道の親近さを物語る役行者銅像がありました。なおどこかに青木昆陽の墓があるはずですが、これは見つけられませんでした。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2009-06-22 06:08 | 東京 | Comments(0)
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