紀伊編(21):友ヶ島砲台(08.9)

 さっそく船着場近くにあった観光案内所で観光地図をもらい、広場のベンチに坐って紫煙をくゆらしながらこれからの行程を検討しました。幸いお目当ての砲台跡と灯台は島の西半分に集中しているので、桟橋→タカノス山展望台→第三砲台跡→第五砲台跡→友ヶ島灯台→第一灯台跡→第二砲台跡→桟橋というルートでハイキングコースを歩けば、二時間ほどで戻ってこられそうです。トイレはここにしかなさそうなので用を済ませ、いざ出発。道標が整備されているので道に迷う心配はありません。ゆるやかな坂道を十分強のぼると第三砲台跡に到着ですが、まずはタカノス山展望台に行ってみましょう。
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 プチ象の檻のような航空保安施設のところから階段をのぼると展望台に到着。友ヶ島の全貌、友ヶ島灯台、紀淡海峡をはさんで対岸の淡路島が、手に取るように眺望できます。うす曇なのが惜しいのですが絶景かな絶景かな。
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 階段を下りて先ほどの保安施設の脇には、地面を掘りくぼめて煉瓦で固めた楕円形の空間に、二つの丸い砲座跡が並び、澱んだ水を湛えています。解説板によると、こうした砲座が四つ連続して設置されていますが残り三つは藪の中にあり見るのには苦労しそうです。
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 なお友ヶ島砲台群は、明治政府が紀淡海峡防備のために築造したもので、ここ第三砲台の竣工は1892(明治25)年です。砲座ぞいにつくられた石畳の通路を歩いていくと、右手と正面に見事な煉瓦積みで築造された弾薬庫が現れます。その造形美と意匠、保存状態の良さは特筆もの、フォトジェニックな光景でした。
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 突き当たりを左に曲がり短いトンネルを抜けると、木造の監守衛舎と煉瓦造りの小さな発電所が残っていました。
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 再びハイキングコースに戻り先へ進むと途中に枝道があり、第五砲台跡という道標がありました。そちらへ折れてしばらく行くと第五砲台跡に到着、第三砲台跡からここまで15分くらいです。コンクリートでつくられた直方体の大きな砲座が、大いなる眠りをまどろんでいました。がさっと音がしたので驚いて上方を見上げると、鹿が円らな瞳でこちらを見つめ、そして幻のように森の中へ消えていきました。ふたたび本道に戻り、ゆるやかな坂道を下ると「海軍聴音所跡 0.4KM」という道標がありましたが、時間の関係もあるのでカットしましょう。
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 本日の五枚です。
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by sabasaba13 | 2009-07-29 06:13 | 近畿 | Comments(0)
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