紀伊編(25):根来寺(08.9)

 さてそれでは散策を始めましょう。駐車場には「観光客の行かない社寺をめぐる会」というプレートが掲げてある大型バスが止まっていました。てことは、この会の皆様が到着した瞬間にその社寺は観光客が来ているということになってしまうわけだ。まあどうでもいいことですが。静謐な雰囲気を味わいたいという気持ちは分かりますけどね。石の上では精悍な猫が、まるで金剛力士像のように睨みをきかせていました。さすがは根来衆の末裔、凄みがありますね。
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 石段をのぼり山門をくぐると正面が光明殿、拝観料を払ってまずはこちらの見物です。下足置き場には、注意書きが嵐のように貼ってありました。
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 お庭を拝観し、廊下づたいに行者堂・聖天堂を見物。聖天堂にある渋い色合いの壇が有名な根来塗りとのこと。なお秀吉の根来攻めによって根来塗りの漆器はほとんど焼失し、明確な遺品はほとんど残っていないそうです。その後各地に四散した僧=職人によってその技法が伝えられたという伝承もあるとのことです。
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 そして光明殿の前でお楽しみの絵馬ウォッチング。「なんちゃんが一等航空整備士に合格できますように」という"大丈夫、僕の胸に飛び込んでおいて"と囁きたくなるようないじらしいもの、「シフォンといっしょにねれますように」という意味深なもの、「今年も健康でバブルでお願いします」というお馬鹿なもの、「○○××××さんとずっと一緒にいられますように ○○さんと結婚赤ちゃんができますように もしだめならかっこいいちゃんとした人に出会えますように」という"目をつぶれ、歯をくいしばれ"と一喝したくなるようなもの、なかなか興趣に富んで面白うございました。
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 ここから少し先に行くと、1496(明応5)年に建立された、日本最大の多宝塔が鎮座しておられました。その恰幅の良さといい、見事なバランスといい、これは名建築ですね。秀吉の軍兵たちもその威容に感服して火をつけなかったのかしらん。ただ柱には弾痕がいくつか残っていました。みなさんが指をつっこむのでしょう、窪みの内部がつるつるになっています。
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 さてそれでは粉河寺へと行きましょう。駐車場にある公衆電話でハイヤーを呼び待っていると、なんと岩出駅行きコミュニティ・バスがやってきました。じだんだじだんだ… お土産屋の方に確認しておくべきであった、でも後の祭り。しばらくして到着したタクシーに乗り込み、岩出駅まで連れて行ってもらいました。ここから長躯、粉河寺までお願いするという選択肢もあったのですが、料金が高くつきそうなのでパス。岩出駅から粉河駅までの所要時間は十分強、駅前の道を直進すること十数分で粉河寺に到着です。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2009-08-05 13:47 | 近畿 | Comments(0)
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