近江錦秋編(3):百済寺(08.11)

 そして百済寺(ひゃくさいじ)へ向かうこと約二十分、運転手さんは裏道を行ってくれたのですが渋滞にはまってしまいました。「最近はインターネットでみんな調べて来るようです」とぼやく運転手さん。仕方がない、駐車場の手前300mほどのところで降ろしてもらい、見物後に駐車場で落ち合うことにしました。歩いている途中で「飛び出しお嬢」を発見。亀の煮凝状態の渋滞を尻目にすたこらさっさと歩いて表門に到着。
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 こちらは天台宗のお寺さんで、推古朝の時代に百済からの移住者が山麓に住み、厩戸皇子(聖徳太子)が百済僧や高句麗僧のために建立したと伝えられます。中世には僧兵を擁し、多くの塔頭を構え、勢威を振るったが、1573 (天正1)年に近江守護大名六角氏を後援したため、織田信長に焼き尽くされたとのこと。またこちらも紅葉の名所としてその名を知られています。今、お寺さんのHPを見たところ「日本の紅葉百選」「近畿の五大紅葉名所」に選ばれていると誇らしげに書かれていました。参考のために後者を紹介しますと、百済寺(滋賀)、大原三千院(京都)、高雄神護寺(京都)、談山神社(奈良)、長岳寺(奈良)でした。最後の二ヶ所は未踏の地ですので全体としての適否は判断できませんが、この手のコピーには振り回されずに自分の眼を信じることにしましょう。余談ですが、このHPは商売っ気と俗気に満ち満ちたなかなかのものです。本尊がNHK「心の仏像百選」第6番に選定されたとか、五木寛之氏の「百寺巡礼第35番」に選ばれたとか、本坊庭園の紅葉風景が「日本の名庭百選」(ユーキャン社、2007年3月発行)に選ばれたとか、よほどランキングが好きなのか、あるいは参拝客を掻き集める誘蛾灯としてランキングを目一杯利用したいのか。「JTB様の紅葉の名所を巡るツアーからも百済寺にお越しいただけます」とあり、JTBツァーにリンクしているところを見ると、どうやら後者のようです。
 ま、それはさておき、さっそく入山することにしましょう。表門から入り、長い石段と苔むす石垣が続く幽玄な雰囲気の表参道を上っていくと仁王門、そして本堂です。しかし肝心の紅葉は…あまり色づいておらずまだ見頃には早いようです。鐘楼には「自由に打ち鳴らして余韻の響きをお楽しみ下さい」という貼り紙、鳴り物がめっぽう好きな山ノ神はさっそく入魂の一撞き、その神韻は満山に轟きました…かどうかはわかりません。
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 そして参道を下り、池泉廻遊式庭園のある本坊の喜見院へ。こちらの紅葉はまあまあの色づきでした。ちょっと小高い「遠望台」からは琵琶湖や対岸の比叡山を眺めることができます。
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 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2009-09-27 08:43 | 近畿 | Comments(0)
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