近江錦秋編(7):近江牛(08.11)

 さてさて、腹の虫が♪オーミ・オーミ・オーミ・オーミ・ギュウ・ギュウ・ギュウ・ギュウ♪と厳かに混声四部合唱をはじめています。それでは近江牛を食べにいくことにしますか。フロントの方に、美味しくて安い近江牛を食べさせてくれる店は近くにないかと訊ねると、「美味いものは高いんだ、べらぼうめ」と思われたでしょうが勿論表情には出さずににこやかに教えてくれたのが「かど萬」です。ばくち街道を歩道橋で横断し、浜大津市民ホールのすぐ先にある肉屋の二階にある庶民的な雰囲気の店でした。さっそく近江牛のしゃぶしゃぶを注文、もう♪美味しくて、美味しくて、言葉に、できない♪状態。腹の虫が酒池肉林の大騒ぎをしている分、口は寡黙となり、ただひたすら味わいつくしました。こうなると是非ステーキも食べてみたい、というわけで明日の席を予約しておくことにしましょう。店から出ると隣にある古い洋館とそのまた隣にある和風の町家が眼に留まったので、明日の朝、駅へ向かう際に寄ってみることにしましょう。
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 ホテルの部屋に戻り、昼間だったら琵琶湖を一望できる大浴場に行って温泉を満喫。ルース・ベネディクトさん曰く「受動的な耽溺の芸術」ですが、気持ちいいものは気持ちいいのさ! でも「烏の行水」の私は、十数分ほどであがって売店で地酒を購入し、部屋で明日の行程を検討することにしました。しょぼいとはいえ自称歴史学徒のはしくれとしては、琵琶湖北岸にある菅浦にはぜひ行ってみたいですねえ。地下請・守護不入・自検断といった自治権を保持した中世村落にして、鎌倉中期から現在に至るまでの大量の共有文書(菅浦文書)を残していることでも知られています。村落の入口には往時の四足門も残っているそうです。朽木の興聖寺もそそられますねえ、昭和を代表する作庭家にして庭園史研究家の重森三玲氏が一番好きだという庭園が残されているそうです。しかし時刻表およびガイドブックで調べてみるとアクセスがよくないため、この二ヶ所を訪れるだけでかなりの時間が費やされそうです。せっかくなのだから、梅津、堅田といった琵琶湖岸の歴史ある町も訪ねてみたいもの。よしっ、今回は紅葉狩りに特化して、琵琶湖岸の小さな町めぐりは日をあらためて敢行することにしましょう。すると明日は石山寺、日吉大社、西教寺、坂本、園城寺(三井寺)、明後日は鶏足寺、賤ヶ岳古戦場、近江孤篷庵、玄宮園(彦根城)ということになるかな。「海底原人ラゴン」の山ノ神が一時間という長風呂を終えて戻ってきたので旅程の確認をしましたが、「よきにはからえ」ということでした。ベランダのデッキチェアに座り、琵琶湖の夜景を眺めながら地酒を飲し、心地良くなったところで就寝。

 本日の一枚です。Bon appetit !
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by sabasaba13 | 2009-10-01 07:23 | 近畿 | Comments(0)
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