人皆生を楽しまざるは、死を恐れざる故なり。死を恐れざるにはあらず、死の近き事を忘るるなり。(『徒然草』)
ウチナーの人間は、その日が楽しければいいの。明日はもっと楽しくしようとは思わないのさ。だからヤマトの仕事は合わないの。
よけいに儲けなくたっていいんだ。
向上心がないのとはちがうのさ。欲がないだけのことさ。
人間、ヒマになると悪口を言うようになります。
悪口を言わない程度の忙しさは大事です。
職業に貴賤はないと思うけど、
生き方には貴賤がありますねェ。
子供は親の言うとおりに育つものじゃない。
親のするとおりに育つんだ。
頭の悪いガキをつかまえて、頭を良くしようとするから、世の中が無理がいく。頭の悪いガキには、それなりの生き方を探してやるのが大人の責任じゃねエのかねェ。
樹齢二百年の木を使ったら、
二百年は使える仕事をしなきゃ。
木に失礼ですから。
若いんだからしかたがないって、怒るのをやめちゃっちゃ、何のための年寄りだかわからないよ。
怒ってなきゃダメだよ、年寄りは。
職人や芸人は、自分の仕事で人を納得させればいいんで、
仕事以外に余計なサービスをすることはないんだ。
近頃の職人や芸人は、余計なサービスで喰っている奴が増えている。
他人と比較してはいけません。
その人が持っている能力と、その人がやったことを比較しなきゃいけません。
そうすれば褒めることができます。
おまえは非常識なんていうもんじゃない。
おまえは無常識! おまえは何もないの!
プロとアマチュアのちがいですか…
アマチュアは失敗をごまかせません。
安いから買うという考え方は、買物じゃありません。
必要なものは高くても買うというのが買物です。(永六輔『職人』)
演歌のチンピラ歌手が「私はアーティストです」なんていう。
そんな歌手は束にして火をつけてやりたい。(淡谷のり子)
ニンドス ハッカッカ マ ヒジリキ ホッキョッキョ (小松政夫)
人生は祭りだ。一緒に生きよう。君にもほかの人にも、僕はこれしかいえない。このままの僕を受け入れてくれ。(『81/2』)
汚う稼いできれいに払う。これが大阪商人の心意気や。(『ナニワ金融道』)