言葉の花綵17

 人皆生を楽しまざるは、死を恐れざる故なり。死を恐れざるにはあらず、死の近き事を忘るるなり。(『徒然草』)

 ウチナーの人間は、その日が楽しければいいの。明日はもっと楽しくしようとは思わないのさ。だからヤマトの仕事は合わないの。
 よけいに儲けなくたっていいんだ。
 向上心がないのとはちがうのさ。欲がないだけのことさ。

 人間、ヒマになると悪口を言うようになります。
 悪口を言わない程度の忙しさは大事です。

 職業に貴賤はないと思うけど、
 生き方には貴賤がありますねェ。

 子供は親の言うとおりに育つものじゃない。
 親のするとおりに育つんだ。

 頭の悪いガキをつかまえて、頭を良くしようとするから、世の中が無理がいく。頭の悪いガキには、それなりの生き方を探してやるのが大人の責任じゃねエのかねェ。

 樹齢二百年の木を使ったら、
 二百年は使える仕事をしなきゃ。
 木に失礼ですから。

 若いんだからしかたがないって、怒るのをやめちゃっちゃ、何のための年寄りだかわからないよ。
 怒ってなきゃダメだよ、年寄りは。

 職人や芸人は、自分の仕事で人を納得させればいいんで、
 仕事以外に余計なサービスをすることはないんだ。
 近頃の職人や芸人は、余計なサービスで喰っている奴が増えている。

 他人と比較してはいけません。
 その人が持っている能力と、その人がやったことを比較しなきゃいけません。
 そうすれば褒めることができます。

 おまえは非常識なんていうもんじゃない。
 おまえは無常識! おまえは何もないの!

 プロとアマチュアのちがいですか…
 アマチュアは失敗をごまかせません。

 安いから買うという考え方は、買物じゃありません。
 必要なものは高くても買うというのが買物です。(永六輔『職人』)

 演歌のチンピラ歌手が「私はアーティストです」なんていう。
 そんな歌手は束にして火をつけてやりたい。(淡谷のり子)

 ニンドス ハッカッカ マ ヒジリキ ホッキョッキョ (小松政夫)

 人生は祭りだ。一緒に生きよう。君にもほかの人にも、僕はこれしかいえない。このままの僕を受け入れてくれ。(『81/2』)

 汚う稼いできれいに払う。これが大阪商人の心意気や。(『ナニワ金融道』)
by sabasaba13 | 2009-11-30 06:06 | 言葉の花綵 | Comments(0)
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