深川七福神・洲崎編(1):深川神明宮・芭蕉記念館(09.1)

 一身上の都合により、2008年の冬は長期旅行はなし。山ノ神ともどもいろいろと雑務に追われてしまいました。しかしどこにも行かないというのも「散歩の変人」の名がすたる。(別にすたってもいいのですが) そこで、2009年の元旦、最近妙にはまっている七福神めぐりに二人でくりだすことにしました。これまで隅田川七福神、谷中七福神浅草七福神と経巡ってきましたが、今回は深川七福神です。持参したガイドブックは、「東京七福神めぐり」(東京街歩き委員会 NHK出版生活人新書053)と「大人のための東京散歩案内」(三浦展 洋泉社COLOR新書)です。

 地下鉄有楽町線森下駅でおり、まずは寿老人のある深川神明宮へと向かいましょう。持参した「東京七福神めぐり」(東京街歩き委員会 NHK出版生活人新書053)の地図をたよりにうろうろしていると、「元祖カレーパン」と誇らしげに宣言するパン屋「カトレア」を発見。しかし惜しいことにシャッターが閉まっています。北京ダック・フォアグラ・揚げたてのカレーパンが世界三大美味であるという持論をもつ私としては、ぜひいつの日にかチャレンジしてみたいものです。清澄通りから路地に入りすこし行くと深川神明宮に到着。その前には「日本画家 伊東深水誕生の地」という記念のプレートがありました。師匠の鏑木清方が、深川の水にちなんで「深水」という雅号をつけたそうです、なるほど。
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 さっそく社務所で地図をもらい、朱印代と色紙の代金を確認したところ、それぞれ100円と1000円、これは良心的な価格設定ですね、色紙を購入して朱印をもらうことにしましょう。すこし長い行列ができていましたが、大人しく並んで寿老人を撮影。境内には立派な神輿が展示されていました。
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 ここから西の方へすこし歩くと芭蕉記念館です。幸い開館していたので、しばし見学。芭蕉が愛でたと伝えられる石の蛙像が展示されているのは真偽のほどはさておき、興味深いですね。そういえば「古池や蛙飛こむ水の音」という句はこのあたりでつくられたそうです。[「芭蕉七部集」第二冊『春の日』(1686)初出] 低湿地であるこのあたりは当時多くの蛙たちがおり、彼の詩情をさそったのかもしれません。玄関正面には近くの小学生がつくった俳句が飾られていました。「年賀状今年もやっぱり同じ人」、おいおいそりゃ川柳だよY君、などと野暮なことはいいっこなし、言葉と戯れる子供たちの心を嘉しましょう。
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 奥まったところには築山があり芭蕉を祀る小祠があります。裏門から外へ出ると、そこは隅田川ぞいの遊歩道「親水テラス」。コンクリートでぎっちり固められた護岸には風情の「ふ」の字もありませんが、川風だけは感じることができます。
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 「大川端芭蕉句選」という句碑を読みながら、南へとそぞろ歩いていきましょう。「あられきくやこの身はもとのふる柏」 逆行の中、吊り橋である清洲橋のシルエットが間近に迫ったあたりにあるのが「芭蕉記念館分館史跡公園」、
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 陶板プレートによる解説と芭蕉翁の坐像がありました。前掲書によると、なんでも夕方になると向きをかえるそうな… なぜ?なんのために? 私にゃ税金の無駄使いとしか思えませんが。この公園から見えたお宅でフェイス・ハンティング、ちょっととっぽい表情が愛くるしいですね。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2009-12-08 06:11 | 東京 | Comments(0)
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