土佐・阿波編(3):はりまや橋(09.3)

 二十分弱で高知駅に到着、中村行きの特急は18:58発なので一時間ほど時間があります。「るるぶ」でつばをつけておいた土佐料理「司」に行って焼きさば棒寿司をいただくことにしましょう。わくわく。ふと「みどりの窓口」を見ると、カウンターのところに傘を固定するためのしっかりとした金具がついています。うむ、これはかなり雨が多い土地柄なのだと見た。駅から外に出ると雨はいまだ降り止みません。最近はまっているのが「ご当地ポスト」、誰がなぜ始めたのはわかりませんがその土地の名物をオブジェにしてポストの上に乗せてある物件を駅前で時々みかけます。これまでも奈良岡山三嶋小浜青森富山木ノ本(滋賀県)、柳井でゲットしましたが、さてさて高知は何だろうなあ、①カツオのたたき、②坂本龍馬、③よさこい祭り、④鯨、⑤和紙、といったラインナップが思い浮かびました。うーむ、⑤は単純すぎて造形的に難しいし、④は大きすぎてポストに乗らないだろうし、②はありふれているし、よしっ、①‐③の一点買いだ! カツオのたたきをオブジェにする技量と勇気が関係者諸氏にあるのかなという一抹の不安もありますが。おっあった、ありました。いそいそと近づいてみると… 空虚。何もなし。普通のポスト。期待が大きかっただけに落胆もひとしお。全国380万のご当地ポストファンのためにも、ぜひ設置していただきたいと強く所望します。できれば、にんにくまでリアルに表現したカツオのたたきをね。さて「司」ははりまや橋の近く、駅から歩いて十数分でしょうが、せっかくなので大好きな路面電車に乗ることにしました。幸い駅のすぐ前が停車場で一台止まっておりました。
土佐・阿波編(3):はりまや橋(09.3)_c0051620_818966.jpg

 さっそく乗り込むとすぐ出発、市内は190円の均一料金です。車窓から暮れなずむ町を眺めていると、オーソドックスで質朴な感じの路面電車が多いようですね。情景にしっとりとなじんでいます。数分で到着、とるものもとりあえずはりまや橋を表敬訪問しましょう。これで二度目ですが、日本三大がっかり名所によくノミネートされるその情けない佇まいは相変わらずでした。「見に来る方が悪いんじゃけんのう」という彼(彼女?)の声が聞こえてきそうです。なお「日本三大○○一覧」というサイトによると、日本三大がっかり名所は「札幌時計台」「高知はりまや橋」、同率三位が「名古屋テレビ塔・京都タワー・那覇首礼門」でした。以前に、個人的意見として「はりまや橋・倉敷・仙台青葉城」をあげましたが、この考えは変わっておりません。
土佐・阿波編(3):はりまや橋(09.3)_c0051620_8183372.jpg


 本日の一枚です。
土佐・阿波編(3):はりまや橋(09.3)_c0051620_8185959.jpg

by sabasaba13 | 2009-12-23 08:19 | 四国 | Comments(0)
<< 土佐・阿波編(4):土佐中村へ... 土佐・阿波編(2):掩体壕群(... >>