根川緑道編(2):(09.4)

 なおこちらには遊歩道にそっていくつかの歌碑・句碑がおかれていました。若山牧水の「多摩川の浅き流れに石なげてあそべば濡るるわがたもとかな」、水原秋桜子の「初日さす松はむさし野にのこる松」などなど。中でもがつんと感銘を受けたのが中村草田男の句、「冬の水一枝の影も欺かず」です。言葉の力って凄いものですね、凛冽とした冬の景色が目に浮かぶようです。
 一時間ほど逍遥して身も心も桜色、それでは帰りましょう。東中野でちょっと道草、来る途中に車窓から見かけた桜並木と菜の花をたずねてみました。改札を出て中野方面にすこし歩き山手通りを渡ると、中央線に沿った土手で見事に咲き誇る桜と菜の花がお出迎え。ただ残念ながら金網があるため、あまり風情はありません。それでも行き交う列車と満開の花を撮ろうと、鉄ちゃん・鉄子さんたちが跨線橋の上で三脚をセットして待ち構えています。ふと気がつくと、「ドーカン」という地味な洋菓子店があり、ジェラートを手にした客が出てきます。俺の目を見ろ何にも言うな、互いに見合す顔と顔、即入店して綴じ蓋は甘夏ヨーグルトとラムレーズン、割れ鍋はトマトレモンと桜ミルクを注文。しっかりとした味で美味しかったですよ。
 さてついでにもう一箇所まわりますか。地下鉄都営十二号線の豊島園駅で降りると、すぐ近くを石神井川が流れています。ここの桜並木は圧巻、川面にふりそそぎ流れ落ちるような桜花に心はうちふるえます。惜しむらくは、無粋に切り立つコンクリートの護岸、風情を木っ端微塵に砕きますが、ま、このおかげで洪水がなくなったそうなのでいたし方ないでしょう。

 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2010-02-17 06:10 | 東京 | Comments(0)
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