松本・上高地編(4):白馬(09.5)

 まずまず美味しい蕎麦をいただき、列車が来るまでの約四十分、食後の散歩を兼ねて白馬の町並みを徘徊することにしました。駅前を南北に走る糸魚川街道をぶらぶら歩いていると、やはり雪深さを思わせる物件に遭遇します。縦長の信号機、コンクリートの台座ですこし高く設置されている四角錐屋根の電話ボックス、「屋根雪注意」という注意書き、そして一部をくりぬいて軽量化した雪下ろし用のシャベル。と勝手に思ったのですが、近づいてよく見ると根切り用シャベルでした。即断はいけませんね、まずよく見ることからはじめなければ。
c0051620_78167.jpg

 また、一階部分がコンクリート打ちっ放しだったり、物干し用のサン・ルームがあったりするお宅も発見。
c0051620_785098.jpg

 自衛隊勧誘のポスターをよく見かけましたが、この地の苦境を示しているのかもしれません。いや、昭和恐慌で養蚕業を中心に大きな打撃を受け、満州への武装移民という国策(1932~)のもと、満蒙開拓団に最も多くの移民を出したのが長野県であるという歴史を思い返すと、この苦境は昨今のものだけではないような気がします。
c0051620_792045.jpg

 長野県は「飛び出し小僧」不毛の地と勝手に思っていましたが、横断歩道のところに手を上げた等身大の人形が設置してありました。長靴を履いているところには注目ですね。近くの白馬北小学校には、なんとスキーのジャンプ台がありました。
c0051620_794680.jpg

 松川を渡る橋からは、雪をいただく白馬三山、清流と河原、新緑の木々を一望できなかなかの絶景です。水を湛えた田んぼに映る、残雪をいただく山々を撮影し、さてそろそろ白馬駅へと戻りましょう。木造の「白馬村除雪基地」を写真におさめしばらく歩くと、火の見櫓を一基ゲット。経験則から言うと、長野県は火の見櫓の聖地ですね。県民一人当たりの火の見櫓設置数は全国屈指のものではないでしょうか。
c0051620_7101175.jpg

 ホームに入ると、とんでもない大混雑。みなさん同じバッジをつけているのでどうやらパック・ツァーに参加されているようです。13:24信濃大町行きの列車に乗り込むと、みなさんは途中の駅でどどどどどどと下車され、元気に歩いていかれました。よってボックス席を独り占めでき、しばし車窓を流れ行く景色を堪能。ラッセル車や駅ホーム屋根に上るための梯子など、ここでも雪の多さに気づかされます。仁科三湖の湖畔を列車は走りぬけ、ふと気づくと妻入り屋根の上部に角のような棟飾りをいただく民家を見かけます。あれはいったい何だろう??? 疑問は疑問として大事に胸におさめ、忘れずにおきましょう。
c0051620_7103430.jpg


 本日の二枚です。
c0051620_7105866.jpg

c0051620_7111819.jpg

by sabasaba13 | 2010-02-21 07:12 | 中部 | Comments(0)
<< 松本・上高地編(5):安曇野(... 松本・上高地編(3):白馬(0... >>