松本・上高地編(6):安曇野(09.5)

 駅の近くでもさっそく道祖神を数体を発見。古いもの、新しいもの、観光用につくったもの、仲睦まじいお二人の神さんがさまざまな表情・仕種で出迎えてくれます。
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 途中にあった曹洞宗の古刹東光寺には、なんと道祖神の顔はめ看板が三つもありました。それも仁王顔はめ看板のおまけつき。阿形・吽形を自分で演出できるすばらしいアイデアですね。オリジナリティにあふれた手づくりの街角アート、顔はめ看板がどんどん増えていくことを切に願います。
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 しばらく走るとわさび田があらわれてきます。安曇野は、穂高川・高瀬川などが作り出した複合扇状地であり地下水の宝庫だそうです。その湧き出す伏流水を利用したわさび田が数多くあるとのことですが、そういえば街灯にもわさびのオブジェがほどこされていました。なお近年枯渇現象が見られるそうで、ちょっと気になります。
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 田植えが終わり、山なみや新緑をきれいに映す広々とした田んぼの中の一本道を走りぬけ、国道を渡ると大王わさび農場に到着です。穂高駅からここまでペダルをゆっくりこいで約二十分というところかな。広大な駐車場と賑わう観光客、どうやら安曇野随一の観光スポットのようです。なんでも広さは四万五千坪、東京ドーム11個分に相当する日本一のワサビ田で、三月中旬~四月には白い花が咲くとのことですが、時は五月下旬、もう花は終わっているでしょう。嬉しいことに入場料はロハ、さっそく中に入ってぶらつくことにしましょう。
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 まずは水車小屋が三つ並ぶ清流。滴るような木々の新緑とあいまって、まるで一幅の絵のようです。黒澤明監督の『夢』のワン・シーンはここで撮影されたとのこと。
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 そして広大にひろがるわさび田をめぐる散策路をしばし逍遥。黒い日よけの布でおおわれているので、あまり眺めがよくなかったのが残念でした。
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 場内に道祖神を集めてある一画があったので、撮影。
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 なおわさび関連の食材やグッズを、ここを先途と売りまくる売店が林立するのには閉口しますが、入場無料なので了としましょう。
 そして碌山美術館に向かいます。途中で黄金色に実る小麦畑を発見、まさしく麦秋でした。NHKドラマ『水色の時』のためにつくられた道祖神を拝見して先へ進むと、穂高川の川べりを走る快適な道となります。
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 北アルプスの山なみと穂高川を右手に、わさび田を左手に見ながら、爽快な気分でペダルをこいでいると、「早春賦」の碑がありました。吉丸一章が安曇野の遅い春を待ちわびる心を歌ったものといわれているそうです。
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 「碌山美術館へ」という標識を信じて走っているといつの間にやら町中に入ってきました。ところどころに古い商家が見られますが、亀甲型のなまこ壁は珍しいですね。教会風のファサードがユニークな商店もありました。
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 ん? 路地のところに火の見櫓があったので、いそいそと近づいてみると、踊り場つきの立派な物件でした。しかもきれいに塗装され、メンテナンスもきちんとされており、どうやら現役で使用されているようです。火の見櫓のサンクチュアリ、信州の面目躍如ですね。あれっ、端午の節句は終わっているのにまだ鯉のぼりをあげている、おまけに見慣れぬ幟がそのわきではたはたとはためいています。??? これも疑問として大切に心におさめておきましょう。白ペンキで描かれた、一時停止しなさいという足型も発見。以前、浅科村で逸品を見かけましたが、信州は「交通安全足型」の聖地であるのかもしれません。
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 街角に佇む道祖神を撮影し、しばらくペダルをこぎましたが、気がつくと碌山美術館への行き先表示が見当たらなくなっています。こりゃあ道を間違えたな、通りすがりの地元の方に訊ねて方向を修正、穂高駅に戻って近くの踏切りを西へ渡り、やっと到着しました。

 本日の四枚です。
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by sabasaba13 | 2010-02-23 06:12 | 中部 | Comments(0)
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