言葉の花綵23

 イロクォイ族には、現在の行為が将来七世代先までおよぼすかもしれない影響を考える習慣がある。

 現在の諸問題を現実的に評価し、将来のために図る能力は、過去に直面する能力に依存している。

 ゼロ成長のみが、人類とその環境のために考えられる、唯一のまじめな選択肢である。(ガバン・マコーマック)

 すでに十分以上に豊かな者が消費の手段を、それも富の証という以外にほとんど、あるいはまったく喜びをあたえないような消費の手段を倍増させたからといって、なぜそれがめでたいことなのか、私には分からない…。生産拡大がまだ重要な目的となっているのは世界の後進国だけであり、最先進国にとって経済面で必要とされることは分配の改善だけである。

 成功しようと奮闘することが、人間のふつうの姿であり、現在の社会生活でよく見られるように、人の権利を踏みにじり、押し分け、ひじで突き、足を踏みつけることがもっとも望ましい人間のすることであり、そしてそれは絶対に産業発展の一段階の不快な徴候などというものではない-などと考える人がいるが、私はこういう人々が抱く人間生活の理想像には感心できない。貧しい者も、さらに富を得たいと望む者もいず、後から追い越そうとする者に押し退けられる心配もない、それが人間本来の性質にとって理想的な状態である。
 資本の流れと人口の増加が止まれば人類の進歩まで止まると恐れる必要はまずない。あらゆる精神文化や道徳的・社会的な進歩発展の余地は大いにあるはずで、世間的な成功の術に没頭することをやめれば、人間らしく生きる技を磨く余裕が出てくるし、実際にはよい生活を営める可能性も高くなると考えられる。(ジョン・スチュアート・ミル)

 他者との関係が共同的だというのは、同一性を基礎にした集合性だというほどの意味であり、公共的だというのは、互いに異なる個別性と差異性を基礎にした集合性というほどの意味である。(加藤典洋)

 中国文化にたいするヨーロッパ文化の優越は、ダンテ、シェイクスピア、ゲーテが孔子、老子にたいして勝を占めたという事実に基づくのではなく、むしろ、平均的にいって、一人のヨーロッパ人が、一人の中国人を殺すのは、その逆の場合よりも容易だという、はるかにブルータルな事実に基づくのだ。(B・ラッセル)

 飛行機だって三十年前はユートピアだったじゃないか! (H・G・ウェルズ)

 人間には、自分自身をも、また自分の社会をも、希望のままに処理する力がある。(unknown)

 こんないかがわしい国にだけは世話にならずに生きられる手段を講じておこう。(青木雄二)
by sabasaba13 | 2010-02-26 06:08 | 言葉の花綵 | Comments(0)
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