言葉の花綵24

 わたしの聖者の定義は、まっとうでない社会でまっとうなふるまいをしている人物だ。(カート・ヴォネガット)

 人生航路の荒波をうまく乗りきる上でヴォネガットがすすめる必携道具のカタログ-ユーモア、正直さ、寛容な精神、そして、存在し、生き続けるための勇気。(デトロイト・フリー・プレス紙の書評)

 青春はうるわしくも、あわれはかなきかな。今はたのしみてあれ、何事も明日ありとはさだかならねば。(ロレンツォ・メディチ)

 ひとりただすべての学べる者にとっては四海いたるところ異郷なし。彼はすべての都市の市民である。(ダンテ)

 笑いながら教え、遊びながら学ぶ。(エラスムス)

 人を殺すことは教義を守ることにはならない。それはあくまでも人を殺すことなのだ。(カステリオン)

 歴史とは、現在と過去との対話である。(E・H・カー)

 一人の命を救うことは、全世界を救うことである。(ユダヤの格言)

 国際関係の真の未来というのは、互いに協力関係によって結びついてはいるが、超大国の一兵士として組み込まれることを拒否し、一枚岩のブロックの一部分にされることを拒否した独立国によってつくられるものでなければならない。(アラン・ペイルフィット)

 過去を救うことによって未来を閉じるのか、過去の過ちを教訓にして未来に希望をつなぐのか。(中村政則)

 結婚生活…この厳しい海原を乗り越えてゆくための羅針盤は、まだ発見されていない。(イプセン)

 松明のごと、なれの身より火花の飛び散るとき
 なれ知らずや、わが身をこがしつつ自由の身となれるを
 もてるものは失わるべきさだめにあるを
 残るはただ灰と、あらしのごと深淵に落ちゆく混迷のみなるを
 永遠の勝利のあかつきに、灰の底ふかく
 さんぜんたるダイヤモンドの残らんことを (ノルヴィト『舞台裏にて』)

 私は私の苦悩にふさわしくなくなるということだけを恐れた。(ドストエフスキー)

 世界に真の勇気はただ一つしかない。世界をあるがままにみることである。-そうしてそれを愛することである。(ロマン・ロラン)

 ある国の政治が良いか悪いかの一つの指標は、少数民族がまともに扱われているかどうかである。(本多勝一)

 人間はその外的な運命よりも内的に一層強くあり得る。

 われわれの戦いの見込みのないことは戦いの意味や尊厳を少しも傷つけるものではない。(V・E・フランクル)
by sabasaba13 | 2010-03-12 06:10 | 言葉の花綵 | Comments(0)
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