松本・上高地編(19):大正池(09.5)

 5:30のモーニングコールに叩き起こされ、眠い目をこすりながらカーテンを開けると、♪Here comes the sun !♪ 日頃の善行がこういうところで結実するのですね。情けは人の為ならず、人を呪わば穴二つ。ホテル一階に併設されているファミリー・レストランでモーニング・サービスをいただいて心と体に蹴りをいれて目覚めさせ、部屋に戻って荷物をまとめフロントに預けてチェックアウト。松本駅で多少割引となる往復チケットを購入して、6:32発の新島々行き松本電鉄上高地線に乗り込み、7:02に新島々駅に到着です。そしてここでバスに乗り換えて7:15に出発。座席は二割ほどしか埋まっておらず、左側最前列の御用達のシートを陣取ることができました。雨が降る様子はなさそうですが、もくもくと雲がわいてきたのがちょっと気になります。
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 バスは野麦街道(飛騨街道)、現在の国道158号線を、山間を縫うようにひた走っていきます。喜びの歌を合唱するように輝く新緑が車窓を流れていき、見飽きることがありません。
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 途中に「風穴の里」という看板がありましたが、車内アナウンスの解説によると、この水殿の付近には山の中腹にたくさんの横穴があり、冷たい空気が噴出して夏でも涼しいそうです。昔は氷などを保管するために使われていたとか。やがてバスは梓湖の右岸を疾走、このあたりはいくつものトンネルが連続しています。野麦峠スキー場という案内板があったので、野麦峠はこの近くなのでしょう。いつの日にか歩いてみたい歴史の道ですね。
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 なお、上高地はマイカー乗り入れ禁止となっており、沢渡(さわんど)・平湯で駐車し、ここからシャトルバスかタクシーを利用することになります。そして釜トンネルを抜けると、左手に大正池が見えてきました。
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 この頃になると、雲もだいぶ少なくなり、輝く太陽と青空が見えてきました。昨日のタクシー運転手さんの助言で、大正池をカットし、終点のバス・ターミナルまで乗って河童橋と明神池のあたりを散策する予定でしたが、陽光をあびて煌く池と残雪をいただく焼岳を車窓から見ているとこのまま通り過ぎるのがもったいなくなりました。よしっ、予定変更、大正池で下車して河童橋まで歩き、バス・ターミナルで帰りの便の整理券をもらって、明神池へと往復することにしよう。このへんは個人旅行の身軽さと軽快なフットワークの為せる業です。
 大正池のバス停でバスから飛び降りると、時刻は8:17、新島々から約一時間でした。ちょうどバス停前に大正池ホテルがあったので、中に入りトイレを拝借、そして大正池と焼岳を一望できるラウンジでじょじょに広がっていく青空を眺めながら、一杯の美味しい珈琲をいただきました。さてそれでは散策の開始。なおホテルの脇にも公衆トイレが設置されています。
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 その前を通ると、大正池のほとりにでることができます。正面に聳えるのが焼岳(2455m)、今なお山頂から噴煙をあげる溶岩円頂丘(トロイデ)型の活火山です…が…肝心の山頂だけがすっぽりと雲に覆われて見えません。以前に、マッターホルンに行ったときも同様でしたが、あの時はたまたま一緒にいたツーリストたちとみんなで口をすぼめて息を吹きかけ吹き飛ばすことができました。さすがに私一人の肺活量では、あの雲は吹き飛ばせそうにはありません。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2010-03-17 06:12 | 中部 | Comments(0)
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