箱根錦秋編(2):箱根美術館(09.11)

 駅にあった金太郎像と金太郎大明神を撮影しましたが、なぜ彼は鉞を持っているのでしょう? 天狗に高下駄、金太郎に鉞、考究してみると面白いことがわかるかもしれません。
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 そして小田原へ戻り、箱根登山鉄道で湯本に行き、登山電車に乗り換えて強羅に到着。めざすは箱根美術館です。世界救世教の教祖・岡田茂吉(1882‐1955)が生前に蒐集した東洋・日本美術のうち陶磁器を展示している美術館ですが、今回の主眼は苔庭と紅葉。日本各地から集めた約130種類の苔と約200本のモミジが見事な協奏曲を奏でるはずですが、遅かりし由良之助。半数以上のモミジが落葉してしまい、しかもきれいにお掃除してしまったのでしょう、散り紅葉もあまり見あたらずその風情も楽しめませんでした。どうやら見頃は先週ぐらいだったようです。
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 それでも風雪に耐えながら私が来るのを待っていてくれた健気なモミジたちが、顔をほころばせながら出迎えてくれました。ういやつじゃ。緑の絨毯の如き苔もさることながら、斜面をうまく使った変化に富む景観といろいろな脇役がフォトジェニックです。大小の石を配置したプチ渓谷とそこにかかる橋、茶室、その脇にある光悦垣(臥牛垣)などが興趣をそそります。ま、本家本元の伸びやかさにはいまひとつ及びませんが。
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 土日祝と11月にのみ公開される、巨岩の石組みと渓流がある庭園・石楽園を散策し、美術館は…以前訪れたのでスキップ。
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 それにしても、さすがは箱根随一の紅葉の名所、たいへんな人出です。オ-デンに「私の鼻先30インチに/私の人格の前哨線がある/その間の未耕の空間は/それは私の内庭であり、直轄領である。/枕を共にする人と交わす/親しい眼差しで迎えない限り/異邦人よ/無断でそこを横切れば/銃はなくとも唾を吐きかけることはできるのだ」という詩がありますが、私の人格の前哨線、約76cmを侵犯されることもしばしばありました。「ええなあ」と夕照に輝くモミジをぼんやり眺めていると、その前に突然割り込んで写真をばしゃばしゃ撮りまくるのですから、ちょっとまいりましたね。まさか唾を吐きかけるわけにはいかないので、我慢しましたが。

 本日の五枚です。
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by sabasaba13 | 2010-11-12 06:03 | 関東 | Comments(0)
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