京都錦秋編(16):養源院(09.12)

 目覚めてカーテンを開けベランダに出ると見事な朝焼け、そしてお天道様が山際から顔を出しました。どうやら今日一日雨はなさそうです。
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 朝食をとりにホテルのレストランに行くとけっこうな混雑で、パーティー用個室に案内されました。窓から、犬の散歩やジョギングなど思い思いに日曜の朝を楽しむ人々を眺めながら、のんびりと朝食。
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 部屋に戻って荷物をまとめ、琵琶湖と比叡山に別れを告げ、チェックアウトをし、路線バスで大津駅に向かいました。
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 東海道線に乗ること十分ほどで京都駅に到着、荷物をコインロッカーに入れて、自転車を借りにいきましょう。駅を出て左手にある郵便局のところで「ご当地ポスト」を発見。「平安建都1200年記念」というプレートがあったのでそのキャラクターだったのでしょう、市女笠をかぶった少女がちょこんと乗っていました。今インターネットで調べてみたところ、"京のぞみ"というそうです。あの一世を風靡した無気味な京都国体マスコット"未来くん" との血縁関係を知りたいところですね。そして線路に沿って左へ七~八分ほど歩くと京都サイクリングツアープロジェクト(kctp)に到着です。
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 おやおやけっこう賑わっていました。インターネットで予約した旨を告げ、二台拝借。試しに乗ってみると、山ノ神の自転車が異音を発します。交換してもらって出発、しばらく発しているとまた異音を出しはじめました。どうやらブレーキ・ディスクのあたりのようですが、修繕不能。ちょっと整備不良と誠意不足を感じるお店でした。塩小路通を東へと走り、鴨川を渡るとさきほどホテルの部屋から見た比叡山が秋空にくっきりと遠望できました。そして三十三間堂の南大門・太閤塀に十数分で到着。
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 門をくぐって右手にあるのがわれらのお気に入り、養源院です。1594(文禄3)年に豊臣秀吉の側室・淀殿が父・浅井長政の供養のために秀吉に願って創建した寺ですが、その後火災により焼失、1621(元和7)年に徳川秀忠の正室・崇源院の願により再興され、以後、徳川家の菩提所となりました。見どころは「血天井」、関ヶ原の戦いの前哨戦ともいわれる伏見城攻防戦で鳥居元忠以下1000人余りが城を死守し,最後に自刃した廊下の板の間を供養のために天井としたもので、武将達の遺体は残暑の残る8月から9月中旬まで放置されていたと言われ、そのため今も生々しい血の痕があちこちに残ります。同じ血天井は宝泉院・正伝寺・源光庵にもありますが、生々しさでは養源院が一番だそうです。もう一つはその兵たちの霊を供養するために俵屋宗達が描いたと伝えられる襖絵と杉戸絵、そのユニークかつ大胆な造形は一度見たら忘れられません。今回は紅葉狩りに特化、拝観はスキップしました。このお寺さんに魅力はちょっと言葉にはしづらいのですが、気取らないけれども凛とした品位のある佇まいですかな。本堂に入らなければ只で境内を散策できるのも素晴らしい。とりたてて凝ったつくりの庭ではありませんが、そこはかとない廃寺の雰囲気も漂っています。春の桜もいいですが、この時期、参道をうめつくすモミジ並木が見事です。残念ながら落葉が進んでいましたが、そのぶん錦の散紅葉を楽しむことができました。
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 本日の六枚です。
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by sabasaba13 | 2010-12-06 07:49 | 京都 | Comments(0)
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