武蔵野錦秋編(1):百草園(09.12)

 さて2009年の紅葉狩りも佳境に入ってきました。これまで南東北、箱根、養老渓谷と経巡ってきましたが、12月1日、東京都内の紅葉狩りを敢行しました。今回は、百草園(もぐさえん)、府中の森公園、神代植物公園、深大寺、武蔵野公園をまわることにしました。持参した本は「街道をゆく36 本所深川散歩、神田界隈」(司馬遼太郎 朝日文庫)です。
 新宿から京王線急行に乗ること約三十分で府中に到着、ここで普通列車に乗り換えて八分で百草園駅に到着です。駅から百草園までは徒歩約10分、駅構内に道案内の地図が掲示してありますが、お薦めしたいルートを発見しました。駅前の横断歩道を渡ったところにある「VOLKS」の右の路地に入ると正面が大宮神社。
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 ここを右折して後は案内表示に沿って進みます。車も散り紅葉にまみれて気持ち良さそう。すぐに雑木林の中をうねるように歩く小道につながります。
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 真っ赤なモミジもいいですが、雑木林の紅葉も味がありますね。さまざまな色調の暖色に染め上げられた木々、まるで点描のように道を彩る散り紅葉、もうこれだけで来た甲斐があったというもの。思わず"The 59th Street Bridge Song"を口ずさもうとしましたが、歌詞がわからないので止め。そして数分歩くと、百草園(もぐさえん)の入口に到着です。
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 享保年間に寿昌院殿慈覚元長尼が松連寺を再建し、それに伴いここ百草園を造営したそうです。明治初期に松連寺は廃寺となり、百草園は地元出身の生糸商人が所有することになりましたが、その後、1957年に京王帝都電鉄(現・京王電鉄)に移管され現在に至ります。

 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2010-12-15 06:26 | 東京 | Comments(0)
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