中山道編(2):長久保宿(10.1)

 8:40に上田駅に到着、駅構内にある「ちくま」で天ぷらそばを食べながら、これから歩く行程を確認。
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 そして駅の売店でペットボトルの水を二本購入、昼食も用意したほうがいいかなとすこし逡巡しましたが、ま、できれば地元の食堂で地元の食材を食べたいのでやめました。正月とはいっても一軒くらい営業しているだろうという、自分に都合のいいことしか考えない大日本帝国陸軍のような甘い判断ですが、結果として爆沈でした。それは後の話として、上田駅で長久保行きのバスに乗り込むと、乗客は私一人。そして定刻の9:05に出発、小春日和をあびながら、バスは気持ち良さそうに長閑な田園風景の中をのてのてと駆け抜けていきます。途中で数分間時間調整のため停車、そして9:56に終点の長久保に到着しました。紺碧とはこういう空のことを言うのでしょう、きれいに深く青く澄んだ空です。道には雪も積もっておらず、これなら歩くのにも問題はなさそうです。清冽な凍てつく大気がわが身にこびりついた俗塵をこそげ落とすのを感じ、火の見櫓に挨拶をしながら…はてどちらに行けばいいのだろう?
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 バスの運転手さんに教えてもらい、その方向にすこし歩くともうそこが中山道長久保宿でした。いくつか昔の建物が残っていて、宿場町の雰囲気を味わうことができます。大きなうだつのある釜鳴屋、本陣を勤めていた石合家、かつて旅籠であった一福処濱屋(現長久保宿歴史資料館)を見ながらぶらぶら歩いていると、「中部北陸自然歩道」という標識を発見。
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 やれやれ、どうやら道しるべは整備されているようですね、これは助かりました。「笠取峠」方向へ歩いていくと、バイパスの国道142号線に合流、正月ということもあって車の往来は繁くなくゆったりと歩けました。すこし歩くと旧道との分岐点に着きましたが、道しるべの指し示すのは旧道の方、こちらが中山道なのでしょう。
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 とは言っても舗装されているので、歩くのに不便はありません。羊腸のようにうねりながら、緩やかな坂を登っていきますが、ところどころ山影になったところでは積雪が残っていました。履き古したテニス・シューズじゃなくてほんとに良かった。兎か狸か狐か、動物の足跡も散見されます。
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 途中で「中山道原道」という標識を発見、旧道からそれて、人がやっとすれ違えるぐらいの細い道が林の中をまっすぐに伸びています。へえ本来はこんなに狭い道だったのか、せっかくなのでこちらを歩いていきましょう。数センチほど積もった雪を踏みしめながら、旧道よりも傾斜のきつい原道を数分歩くと、国道142号線に合流しました。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2011-01-10 10:21 | 中部 | Comments(0)
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