中山道編(6):八幡宿(10.1)

 さて望月宿ですが、ところどころに古い商家・民家が残っており、また軒の低い家々が並んでいるなど、往時の宿場町雰囲気がそこはかとなくうかがえます。
c0051620_6243595.jpg

 時刻は12:42、そろそろ空腹に苛まれてきました。食事処が二つほどあったのですが、いずれもお休み。ああやはり昼食を持参すべきであったか、と後悔しても後の祭りです。この苦い経験を胃の腑に銘じて、しゃあない、先へと歩を進めましょう。鹿曲(かくま)川にかかる長坂橋を渡ると、「望月宿のみち案内」という大きな地図がありました。ガイドブックによると、これから八幡宿に向けての峠越えですが、人跡すくない歩きづらい道だと記されています。しかし街頭の案内地図には、それらしい中山道の原道は見当たりません。羊腸のように曲がりくねりながら峠を越す旧道(新道のバイパスは望月トンネルを通過)を歩いていけばいいようです。まずあらわれたのが長坂の石仏群、古色あふれる道祖神に目がとまりました。
c0051620_6245535.jpg

 望月の町を見下ろしながら、さらにくねくねと歩いていくと、瓜生坂の百万辺念仏塔がありました。その先には「史跡案内 中山道 道はここから土手を斜めにくだっていた→」という看板。ははあ、ガイドブックに記されていたのはこの道なのだな、と矢印の方向を見つめても藪が生い茂りそれらしいルートは視認できません。旧道の車道を歩いたほうが無難なようです。
c0051620_6251798.jpg

 山影では少々雪が積もっていますが、おおむね道路状況は良好、わりと簡単に峠越えができました。なお近くには望月城跡があるそうなので、山城・古城フリークの方は寄られてはいかが。城跡への道しるべには「進めよう間伐皆で山づくり 望月町」と記されていました。人工林の維持には、間伐や枝打ちが欠かせないのですね。
c0051620_6254016.jpg

 そして再び国道142号線に合流、うっすらと雪化粧した浅間山などの山なみを左手に眺めながら東へとしばらく歩きます。電柱に光を反射する小片を顔の形にはりつけた「交通安全顔(仮称)」を発見、涙を流しているところがレアですね。ガイドブックによると、八幡宿へと向かう分岐点にそろそろ出くわすはずですが、見当たりません。このまま歩くと逸れてしまうので、軌道修正をしなければ。地元の方に道を教えてもらい、近くにあったコンビニエンス・ストアでパンを購入。できうる限りコンビニを利用しないよう心がけているのですが、韓信の股くぐり、誓いを破って空腹を充たさざるをえませんでした。そして14:11に八幡宿に到着。「中山道八幡宿本陣跡」という石碑と八幡神社が眼にとまりましたが、昔の雰囲気は雲散霧消しています。
c0051620_626133.jpg


 本日の一枚です。
c0051620_6262566.jpg

by sabasaba13 | 2011-01-14 06:27 | 中部 | Comments(0)
<< 中山道編(7):浅科村(10.1) 中山道編(5):望月宿(10.1) >>