中山道編(8):上田(10.1)

 駅構内にある観光案内所に寄ると、正月三が日は休業、やれやれ。しょうがない、持参したガイドブックを頼りに徘徊しましょう。めざすは北国(ほっこく)街道に沿った、古い町並みが残るという柳町です。駅前の大通りを北へ歩いていくと、山なみがすぐ目の前に迫ってくるように屹立しています。
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 そして真田家の家紋「六連銭」がそこかしこに乱舞していました。その地を支配していた大名を、地域のシンボルとして奉戴するというmentalityには、個人的には疑問を感じますけれどね。
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 駅から二十分ほど歩くと柳町に到着です。なお北国街道とは、浅間山麓の信濃追分で中山道と分かれ、小諸、上田、長野、高田を経て直江津で北陸道に合流する街道です。加賀・高田藩が江戸への参勤交代のおり通行しましたが、佐渡の金を江戸へ輸送するのに利用され、五街道に次いで重要視されたそうです。うん、この町の景観は素晴らしい。江戸末期から明治にかけての二階建て平入りの町屋が建ち並び、高低差の少ない軒や屋根が端正な雰囲気を醸し出しており、真正面に佇む山塊も見事な借景になっています。ただ、嗚呼ただ、電柱と電線がじゃま。なお解説板によると、二階の格子に、長いもの(親)と短いもの(子)があるそうです。親付き切り子格子というそうですが、なるほどこれは珍しいし美しい。家によってその本数がそれぞれ異なっているそうです。
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 そして北端の交差点の右側には「保命水」という湧き水、左手には上田では珍しいというなまこ壁の蔵(武田味噌醸造)がありました。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2011-01-19 06:31 | 中部 | Comments(0)
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