中山道編(9):上田(10.1)

 国道141号線を上田駅へ向かって歩いていると、路傍に大きな観光用地図がありました。厳原(対馬)でも山形でも経験しましたが、こうした地図でけっこう穴場が見つかります。どりゃどりゃ、おっ、新参町教会は戦前の物件らしいぞ、上小教育会館も見逃せないな。それから…海野町あたりも古い街並みが残っているのか、その先には常田館という謎の洋館と繭蔵があるぞ。信州大学繊維学部講堂もなかなか洒落た物件だな。ただもう薄暮となりつつあるので、訪問は近場にとどめ、残りは明日余裕があったらまわることにしましょう。まずは上田新参町教会、1935(昭和10)年建築ということですが、白い下見板と赤い屋根がキュートです。すこし折れ曲がった鐘楼の屋根も愛らしいし、さまざまな形の窓も見ていて楽しいですね。逸品です。その先にあるのが長野の美術教育に尽力した彫刻家・石井鶴三氏他の作品を展示する石井鶴三美術館、もともとは1915(大正4)年に建てられた上田男子小学校明治記念館だったそうです。明治を記念して卒業生が募金集めて建てた記念館+図書館です。ちょっとドイツ風の、生真面目なデザインです。上田城のところを右へ曲がると、教員の寄付で1938(昭和13)年に建てられた上小教育会館があります。玄関ポーチ上に並ぶ三角出窓が洒落ています。そして往時の武家屋敷の景観を残す河合邸を拝見して、それでは駅前のホテルへと戻りますか。裏道を歩いていると、上田藩主邸の表門・土塀・堀がありましたが、現在は上田高校となっております。
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 そして上田駅に到着、さあ待ちに待った夕食だあ。とは言ってもお正月のため、ほとんどの店はお休み。しかたないので、駅構内にある「ごはんですよ」というレストランで信州豚のしょうが焼きを所望。食事をしながら、ガイドブックを紐解き、明日の予定に思いを馳せました。
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 ん? 長野と松代の間に、川中島古戦場跡があるぞ、しかも松代から長野へ行くバスで途中下車すればいいらしいぞ。ということは…はいっ決定。ながの鉄道で屋代まで行き、長野電鉄屋代線に乗り換えて松代へ。街を散策した後、バスで川中島古戦場跡、そして再びバスで長野に行き善光寺参り。もし時間があったら、さきほど見残した上田の物件を探訪する、これでいきましょう。駅の売店でナイト・キャップの地酒を買い、外へ出ると小雪が舞っています。ま、明日の旅程だったら、雪でも矢でも鉄砲でももってこい、です。雪景色を堪能するのもおつなもんでしょう。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2011-01-20 06:26 | 中部 | Comments(0)
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