目白編(1):目白聖公会(10.1)

 一月の、とある日曜日、あまりにも空が青く澄み、あまりにも穏やかなので、「大人のための東京散歩案内」(三浦展 洋泉社COLOR新書)を読んで目をつけていた目白界隈をぶらつくことにしました。同書を持参するとともに、念のためポケット地図帳を持っていきましたが、これが大正解。このあたりは丘陵地であるため、アップ・ダウンに富んだ地形に合わせて道がメロンの皴のようにうねっているので、ややアバウトな同書の地図だけでは道に迷うところでした。
 西武池袋線の椎名町駅で下車、ここから北および東の一帯は以前に徘徊したことがあるので、「池袋モンパルナス編」をご照覧ください。今回はここから目白の方へ向かいます。駅の北口から線路に沿って東へ歩いていくと、どう見ても銭湯には見えない妙法湯と遭遇。さらに歩を進めると谷瑞川緑道と交差しますが、川とはいいながらも、完全に暗渠になっていました。三浦氏のご教示によると、この川は東京の地形を考えるうえで重要な川だそうです。左手をがばっとかぶせたような、起伏に富んだ入り組んだ地形が東京の特色であると以前述べましたが、そうした谷や段丘を作ったのが、谷瑞川・神田川・石神井川・目黒川・呑川といった小さな川なのですね。そしてこうした川沿いに庶民の街ができるので、たとえ暗渠や緑道になっていてもその周辺の散策は楽しいと、氏は語っておられます。
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 そして踏切を渡って西武池袋線の南側へ行きました。下見板張りの古い木造民家や、横にストライプの入ったモルタル造りの看板建築など、一部ですが古い町並みが散見されます。
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 目白通りに近づくと、長い壁と生い茂る木々、そこから垣間見える邸宅など、高級住宅街の雰囲気があふれています。その一画に徳川家の土地があり、尾張徳川家の所蔵品を管理する徳川黎明会という団体が所有しているそうです。見るからに、高級そうなお宅が並んでいますが、残念ながら私有地につき立ち入り禁止。監視カメラもあるしね、君子危うきに近寄らず。
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 そして目白通り沿いにあるのが、目白聖公会です。1929(昭和4)年に建立された聖堂は、都内にある聖公会の中で戦前からある唯一の礼拝堂とのこと。催しごとをしているようなので、中には入りませんでしたが、バランスのよい正統的なファサードです。ここからすこし西に歩くと「ルート・デュ・ショコラ99」というチョコレート屋さんがあります。山ノ神へのお土産にトリュフ・チョコレートを購入。帰宅後、いっしょに食べましたが、味わい深い逸品でした。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2011-01-30 08:14 | 東京 | Comments(0)
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