丹波・播磨・摂津編(2):姫路(10.2)

 二月好日、仕事を終え職場から一目散に駅にかけつけ、品川駅へ。16:57発の新幹線のぞみにかろうじて間に合いました。列車に飛び乗りトイレに駆け込むと、朝顔の的は縦に三つ並んだ三角形でした。そういえば品川駅トイレの的も同様のもの。実はこの三つの三角、JR東海の企業目標である高利潤・高配当・低賃金を象徴している…というのはバイオレット・レッドな嘘…いやほんとだったりして。さて座席について珈琲を注文し、車窓から流れゆく風景を眺めていると、やがて夜の帳が視界を閉ざしていきます。どうやら富士山は見えそうにありません。持参した「歩く地図 大阪・神戸」(山と渓谷社)を紐解き、予習がてらパラパラと眼を通していると、ん? ごろごろ岳?(p.81)  「世界でもっとも阿呆な旅」の著者・安居良基氏に耳打ちしたくなるような地名ですね。京都のポンポン山と双璧をなすようなこの変わった地名、巨岩・奇岩がごろごろしているところからつけられたのかなと思っていたら、違うようです。帰宅後、インターネットで調べてみると、標高565.6mというのがその由来とのこと。ちゃんちゃん。なんとザッハリッヒカイトなことよ。てことは、標高191.9mの「いくいく山」がどこかにあるかもしれません。
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 なお喫煙ルームがあるのには助かりました。その見識と英断を讃えたいと思います。そしてフランク・ロイド・ライトの「自然の家」を熟読、山邑邸を訪れる前に読み終えておきたいものです。
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 そして19:59に姫路に到着。駅近くのヴィアイン姫路にチェックインし、荷物を部屋に置いて夜の街へと繰り出しました。おっバイク用のスターティング・グリッドが路面に描かれているぞ。「黄色当然赤勝負」という命知らずの方が多いのでしょうか。そして、事前に調べておいたお店、阿波尾鳥(あわおどり)を食べさせてくれるという「一鴻」に入ったのですが、金曜日ということで満員。さてどないしましょ、ま、とりあえず駅前商店街を徘徊して、ご当地B級グルメを食べさせてくれそうなお店を物色しますか。ふと目に止まったのがあるお店の入口に掲げてあった「姫路おでん」というメニュー、よしこの「華のほとり」で夕食をとりましょう。
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 さっそく姫路おでんと朝引き鳥の唐揚げを注文。こくのある鶏の出汁でじっくりと煮込んだ大根やがんもどきや牛すじ肉を、生姜醤油につけて食べるのが姫路流のようです。おでんには辛子、リンリンにはランラン、リンリンランランには龍園という常識をみごとにくつがえす斬新な取り合わせでした。帰宅後、インターネットで調べてみると、生姜醤油で食べるおでんはすべて「姫路おでん」と、姫路おでん協同組合は定義されていました。その起源は、戦中戦後の食糧難の時代に煮込み過ぎて味が抜けてしまったおでんの味を補うために、生姜醤油をかけるようになったという説(闇市発祥説)が有力でしたが、少なくとも昭和10年頃には、生姜醤油をかけていたことがわかってきたそうです。姫路おでん探検隊は、地場産業である龍野の醤油と白浜の生姜、それをブレンドすると美味しくなることが見出され食習慣となったのではないかと推測されています。地産地消、身土不二、学ぶべきところ多々ありますね。
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 さて腹もくちたし、ホテルに戻りましょう。フロントの隣にコンピュータが設置してあり、プリントアウトが自由にできるとのことでした。実は真田山陸軍墓地に関する資料を家に置き忘れてしまい、ちょっと困っていたところです。これは本当に嬉しいサービス、偉いぞヴィアイン姫路。さっそくインターネットで当該サイトを呼び出し、必要な情報を印刷させていただきました。多謝。
by sabasaba13 | 2011-02-08 06:18 | 近畿 | Comments(0)
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