丹波・播磨・摂津編(8):篠山(10.2)

 そして12:59に篠山口駅に到着。ここでスーパーニッポニカから抜粋して、篠山を紹介します。
 兵庫県東部にある市。東西に細長い篠山盆地にあり、京街道(篠山街道、現国道372号)が横断し、東の旧宿場町福住とともに交通の要地であった。1609年(慶長14)に幕府の命で築城が完成してから、松井松平、藤井松平、形原松平の各氏から青山氏と続く6万石の城下町として繁栄した。明治以後は、歩兵第70連隊の置かれた軍都として知られたが、鉄道を避けたので、城下町らしい武家屋敷や妻入商家の町並みがいまに残っている。米作中心で冬は酒造出稼ぎ(丹波杜氏)が多かったが、第二次世界大戦後は酒造のほか、食品、薬品、プラスチックなどの近代工場も進出した。
 それにつけ加えれば、丹波猿楽として能楽のさかんな地として知られています。また瀬戸焼、常滑焼、越前焼、信楽焼、備前焼とならぶ、いわゆる"六古窯"の一つ、丹波焼を生んだ地でもあります。そして京料理を支えた食材の一大供給地としての篠山も忘れてはいけません。丹波黒豆・丹波栗・松茸・山芋・猪肉、ああ涎が出てきた。
 改札を出ると、さっそく丹波焼の黒豆人形「デカボー」が出迎えてくれました。解説によると、デカンショ節のルーツは篠山の民謡だそうです。荷物をコインロッカーに入れ、駅前に出ると、「乗って近づく複線化 早期複線化を実現しよう!」という大きな垂れ幕がかかっていました。
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 駅前からバスに乗り、十五分ほどで篠山の中心街、二階町に到着。龍野とは違い、観光客の姿をよく見かけます。帰りのバスの時刻を撮影し、まずは近くの篠山食料品店で、おやつの黒豆おこわを購入。さば寿司にも思いっきり後ろ髪を引かれましたが、ちょっと量が多すぎるので断念。
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 そして交差点にある「懐」というお店では、丹波牛を食べさせてくれることを発見。夕食はこちらでいただくことにしましょう。そのとなりのビルの壁面最上部では、巨大な猪のオブジェがあたりを睥睨していました。丹波名物を誇らしげに列挙し掲げるお店もありました。
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 まずは自転車を借りることにしましょう。近くにある大正ロマン館は、1923(大正12)年に建てられたモダンな町役場を利用したお休み処・土産屋です。こちらで用便を済まそうとトイレに行くと、大正時代を意識したモボ・モガの男女表示でした。心もち女性の方が太目に見えますが、偶然かな。実は意図的な行為であったことが判明します。その話は後ほど。自転車は道路を挟んだ向かい側にある観光案内所で借りられるとのこと。さっそく案内所に行き、一台拝借しました。そして前のベンチに座り、黒豆おこわを頬張りながら、もらった観光地図をもとに最高指導者会議を一人で開催しました。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2011-02-14 06:15 | 近畿 | Comments(0)
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