丹波・播磨・摂津編(9):篠山(10.2)

 だいたいの行程を組み立て、いざ出発。おっとその前に山ノ神に奉納するお土産を買わなければ。ガイドブックに載っていた、丹波栗を使った銘菓を商う「栗屋西垣」に行ったところ、お店は移転していました。戸に貼ってあった移転先の地図を撮影して、市街地の北を東西に走る車道へと向かいました。雲がわいてきましたが、おおむね空は麗らかに晴れ、日向ぼっこをしているような連山と刈入れが終わりまどろんでいる田畠を見ながら、しばし心地よいサイクリング。そしてお店に到着し、純栗羊羹を二棹購入いたしました。練り物・煮物・甘い物が大好物の山ノ神のご機嫌をとり、次なる旅を容認してもらうための重要な布石です。そしてふたたび二階町に戻り、大正ロマン館を通り過ぎて篠山城へ。東外堀に沿って走っていると、トトロを描いた飛び出し人形を発見。実はこの後、次から次へたくさんのオリジナル飛び出し人形をゲットしました。ううむ、ここ丹波篠山は滋賀県八日市とならぶ飛び出し人形のサンクチュアリかもしれない。ぜひラムサール条約で保護してほしいものです。
丹波・播磨・摂津編(9):篠山(10.2)_c0051620_6174645.jpg

 そして河原町妻入商家群に到着。案内所でもらった観光地図によると、旧街道の面影を残した町並みのここ河原町は、築城後まもなく町づくりがはじめられ、城下町篠山の商業の中心として大変栄えました。家並みは、妻入商家に代表され、5~8mほどの狭い間口、しかし奥行きは大半が 40m以上と深く、表構えの大戸、千本格子や荒格子、蔀(しとみ)、中二階の出格子、ムシコ窓、袖壁などが残り、往時の姿を今に伝える素晴らしい景観を織りなしているそうです。さっそく自転車を駐車場にとめて散策を開始。路地の両側に、白壁・妻入りの古い商家・町屋が建ち並ぶみごとな景観です。新潟県にある出雲崎にも妻入りの町並みがあると聞きましたが、全国的に見ても珍しいものですね。でもなぜなんだろう?
丹波・播磨・摂津編(9):篠山(10.2)_c0051620_6183559.jpg


 本日の三枚です。
丹波・播磨・摂津編(9):篠山(10.2)_c0051620_61925.jpg

丹波・播磨・摂津編(9):篠山(10.2)_c0051620_6192052.jpg

丹波・播磨・摂津編(9):篠山(10.2)_c0051620_6193997.jpg

by sabasaba13 | 2011-02-15 06:20 | 近畿 | Comments(0)
<< くたじゃん:極上ハンバーグ 丹波・播磨・摂津編(8):篠山... >>