丹波・播磨・摂津編(11):篠山(10.2)

 ふたたび自転車にまたがり、お徒士町武家屋敷群をめざします。途中の南新町にはきれいな竹林と井戸がありましたが、整備中のため中には入れません。その先には全国で唯一残るという南馬出土塁がありました。馬出とは、兵馬を集め隊列を組むための場所なのですね。
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 そして小林家長屋門、安間家史料館の外観を拝見。
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 そのすぐ近くがお徒士町武家屋敷群ですが、いまひとつ統一感がなく期待外れ。そして見張りや狙撃衆が陣取るために、約50m間隔で植えられたというエノキを拝見。現在では、三本しか残っていないそうです。
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 昭和レトロな町並みが残るという西町にも寄ってみましたが、こちらも期待外れ。ただ由美かおるの御御足と水原弘の御尊顔に出会えたのは収穫でした。
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 そして篠山城址へ。1609年、徳川家康の命により大阪城攻略の拠点として、わずか6ヶ月で築城されましたが、建物は取り壊され現存していません。なおこちらは桜の名所としても有名ですね。中に入ると、大規模な木造平屋建築の大書院が復元されていました。その先にある本丸跡からは、山々に抱かれた篠山の町を眺望できます。
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 お城の前にある駐車場で公衆便所に入ると、木製の男女表示がありましたが、明らかに意図的に女性を太目に表現しています。さきほどの物件といい、女性に対する揶揄なのか、あるいはここ篠山では肥えた女性に美を看取するのか。ご教示を乞う。
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 次は、景観マイスターおすすめの、山内町にある築地塀の佇まいですが、肝心の築地塀はわずか一か所しかなくこちらも期待外れ。なお京都でよく見かける、塀にあけられた検針用の小窓がありましたが、金網で厳重に警護されていました。
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 さてそろそろ夕食と洒落込みますか。自転車を観光案内所に返却し、さきほど唾をつけておいた「懐」というお店に入り、丹波牛炭火焼を注文。ついでに夜食用として寿司もお願いしました。炭火で焙られた香ばしい牛肉に舌鼓を打ち、篠山食料品店でナイト・キャップとして篠山の地酒「鳳鳴」を購入。
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 定刻どおりやってきたバスに乗り込んで篠山口駅に戻り、荷物をコインロッカーから取り出して、駅近くのビジネスホテルに投宿。鯖寿司を肴に芳醇な地酒を満喫し、就寝。
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 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2011-02-20 06:25 | 近畿 | Comments(0)
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