丹波・播磨・摂津編(12):浄土寺へ(10.2)

 朝目覚めてカーテンをあけるとうす曇り、天気予報によると天候は下り坂で明日には雨になるとのことです。せめて神戸の夜景を見るまではもってくれよと祈りつつ、出発の準備を整えました。本日の予定は、浄土寺浄土堂を見て神戸へ移動、山邑邸を見学して神戸市内の諸物件と布引ダムを訪問、時間があれば富岡鉄斎美術館を見て、夜景見物と、まるで下手な上方漫才のようにコッテコテの油ぎった行程です。まったく誰がこんな旅程を考えたんや(ぼけ)。あんたや(つっこみ)。などと一人で漫才をしている場合ではありません。身づくろいをすませチェックアウトをして篠山口駅へ。7:15発福知山線福知山行きの列車に飛び乗りました。実は三田市に三田学園旧校舎(中学本館)という古い学校建築があるそうなのですが、時間の関係上スキップすることにしました。車窓から朝靄たなびく幽玄な連山の姿を眺め、しばらくすると下滝駅に到着。「恐竜化石発見の里」という垂れ幕が駅のホームにかかっていました。そして7:31に谷川駅に到着、ここで加古川線に乗り換えます。途中に「黒田庄」という駅がありましたが、石母田正が「中世的世界の形成」で舞台とした荘園ではありませんね。あれはたしか伊賀国名張郡でした。
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 次の駅は「日本へそ公園」、車内の吊り広告によると、このあたりは東経135度と北緯35度が交差する日本の中心だそうです。「それがどうした」と言われれば「俺の目を見ろ何にも言うな」としか答えられませんが。そして8:03に西脇市駅に到着、ここで加古川行き列車に乗り継ぎますが、待ち時間は23分です。やれやれ。駅前に出て紫煙をくゆらしながら観光案内地図を見てみると、源頼政の墓所(長明寺)や足利尊氏と直義が激戦をくりひろげた光明寺などが付近にあるそうです。
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 珈琲を飲みたいなと思いましたが、駅前には喫茶店の"き"の字もありません。やれやれ。しょうがないのでベンチに座って、これからの行程を確認しました。次は粟生(あお)で神戸電鉄に乗り換えて小野で下車、浄土寺浄土堂をめざします。ただ気がかりなのは、駅からかなり離れていることです。神姫バス「天神」行きで10分、「浄土寺」下車すぐということですが、本数はきわめて少ないと覚悟しておいたほうがよいでしょう。駅前でタクシーが客待ちしていれば御の字なのですが、タクシーの"た"の字もない無人駅だったらどうしよう… 公衆電話でハイヤーを呼ぶしかありませんが、電話の"で"の字も…と妄想はどんどん悪い方向に向かっていきます。プディングの味は食べてみないとわからない、とにかく現地に着いて状況を見てから臨機応変に動きましょう。そうこうしているうちに、列車が入線してきました。そして8:45に粟生に到着、ちょっと時間があるので外へ出ると、まるでジョルジョ・デ・キリコの絵に出てくるような回廊のある不思議な駅舎でした。そして神戸電鉄に乗り換えて、数分で小野に到着です。案ずるより産むが易し、大きな駅ビルのある賑やかな街で、当然の如く駅前でタクシーが客待ちをしていました。さっそく飛び乗り、十分ほどで浄土寺に到着です。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2011-02-21 06:21 | 近畿 | Comments(0)
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