奈良編(7):奈良町(10.3)

 本日は快晴のもよう、やはり一家に一台山ノ神ですね。ホテルで朝食をいただき、フロントに荷物を預け、いざ出発。まずは、江戸時代の奈良の中心街であった奈良町を散策しましょう。とるものもとりあえずどうも気になってしまう「せんとくん」をロビーで撮影。三条通りを東行すると、ビルの間から開化天皇陵が垣間見えました。あるホテルの入口には、「せんとくん」の不評に懲りてつくられた新キャラクター「まんとくん」の立て看板がありました。ちょっとインパクトは弱いなあ。
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 朝日に輝く猿沢の池と甲羅干しをする亀、興福寺五重塔を見ながら、荒池のほとりへ。水面に映る柳の瑞々しい新芽と五重塔が美しうございました。クラシックホテルの雄、奈良ホテルを撮影して、さあ奈良町の懐に食い入っていきましょう。
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 ある商家の軒先にぶらさがっていた、イナバウアーをしている小さな赤い猿のぬいぐるみは、庚申信仰に基づく「身代わり猿」だそうです。日本初の瓦の使用で知られる元興寺は、朝早いため中に入って見ることはできませんでした。
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 このあたり一帯は、太格子・細格子の窓や戸をしつらえた軒の低い家々が建ち並ぶ、落ち着いた雰囲気の街並みです。ばったん床机のあるお宅もいくつか見かけました。玄関に時計を掲げる謎のお宅も発見。
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 「ならまち格子の家」、ヨーロッパの大聖堂を模したような思いっきり浮いている元興寺郵便局を通り過ぎ、見通しのきかない路地へと分け入っていくと、典型的な町家造りの奈良町物語館、シックな商家・漢方薬の菊岡、「身代わり猿」が所狭しとぶらさがる庚申堂に出会えます。路傍に鎮座する三対の石仏には、「オンカカカビサンマエイソワカ」という地蔵菩薩の真言が掲示してありました。
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 なおこの界隈では、水を張った赤い防火用バケツをよく見かけました。みんなの協力で延焼を食い止めようという意識が、長い長い歴史の中で培われてきたのでしょう。
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 奈良市立史料保存館の前を通り過ぎてしばらく歩くと「御結納調整所 滝口商店」がありました。"調整"とはコーディネイトのことかしらん。鹿に桜、花札のようにけばいマンホールの蓋を撮影して左折、裏道を通ってホテルへと向かいます。この界隈にあった鳩よけは、相当の敵意を感じさせる鋭いものでした。
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 三輪素麺の木箱、白木の格子で覆ったクーラー、「すまや糸寝具店」のレトロな看板、「郵便切手類印紙 売さばき所」というホーロー看板、「車転自石丸」という看板、見事な細工の格子などを見つけながら下三条町を歩いていると、ヘルメットをかぶりバイクに乗った坊さんが駆け抜けていきました。
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 本日の六枚です。
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by sabasaba13 | 2011-04-05 06:21 | 近畿 | Comments(1)
Commented at 2011-05-02 15:02 x
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