熊野古道編(28):百間ぐら(10.3)

 そして百間ぐらに到着、現在の時刻は10:27、歩きはじめてから二時間ほどかかりました。ほわあああああああ、こりゃ凄い。標高430mの高い崖[=ぐら]には眺望を妨げるものは何もなく、果てもなく広がるような果無山脈と大塔山系を一望できました。空には一片の雲だにない快晴、おまけに愛らしいお地蔵さんがちょこんと鎮座しており、いいアクセントになっています。「あなたのデジカメの記憶媒体に保存されるためにあたしは生まれてきたの、ねえ撮って撮って」と言わんばかりの絶景、ようがす、撮らいでか。シャッターを押しまくり、路辺の石に座って水を飲み、紫煙をくゆらしながらしみじみと雄大な光景をしばし眺めつづけました。
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 さてそろそろ出立するか、後ろ髪を引かれるように百間ぐらを後にし、ゆるやかな下り坂をのんびりとおりていくと、十五分ほどで舗装された林道と交差します。ここには「和歌山県朝日夕陽百選」「連峰雲起」という石碑がありましたが、なるほどそれは見ものでしょうね。なおこの林道沿いにすこし歩くとトイレがあるようです。
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 林道を横断し、ふたたび未舗装の山道へ。十数分歩くと、賽の河原地蔵がありました。解説板によると、熊野詣で亡くなられた方を供養するためにつくられたようです。路傍に鎮座する小さなお地蔵さまのまわりには無数の石が積み上げられていました。
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 そして石堂茶屋跡に到着、現在の時刻は11:22、下地橋バス停からここまで約三時間でした。東屋があるのでここで昼食をとることにしましょう。残念ながらめはりずしではありませんでしたが、空腹は最高のソース、美味しいおむすぎをあっという間にたいらげました。さてそれでは出発しましょう。数分ほど歩くと、不穏な胸騒ぎにとりつかれました。何か大事なことを忘れたような…あっご飯を三粒落とすのを忘れた! 餓鬼のみなさま、かえすがえすも申し訳ない。
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 本日の四枚です。
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by sabasaba13 | 2011-05-22 07:34 | 近畿 | Comments(0)
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