熊野古道編(33):円座石(10.3)

 現在の時刻は7:10、距離にして14.5km、所要時間5時間16分、いよいよ大雲取越の第一歩を踏み出しました。まずはここ海抜100mほどの地点から一気に標高800m越前峠を越えるという難関へアタックです。車道の脇から山中へと続く石段を、足を滑らさぬよう慎重に踏みしめながらのぼっていきます。急なのぼりの石段を二十分ほどのぼると、円座(わろうだ)石に到着。苔生す巨岩に三つの梵字が刻まれています。"わろうだ"とは、藁や藺草で編んだ丸い敷物で、この岩の上部にそのような模様があるそうです、視認できませんでしたが。熊野三山の神がここに集まって談笑したという言い伝えがあるとのこと。それをあらわすための梵字で、右から阿弥陀仏(熊野本宮大社の本地仏)、薬師仏(新宮速玉大社の本地仏)、観音仏(熊野那智大社の本地仏)だそうな。
c0051620_61426.jpg

 音もたてずに深々と降りそそぐ雨、もちろん行き交う人も、その気配もありません。その寂寥感に身も凍りついてしまいそう。雨で霞む木々の間を、消え入るように石畳は続いています。出発してから約五十分で東屋風の休憩所に到着、こちらには水道がありました。雨がひどくならないうちに越前峠を越えたいので、先を急ぎましょう。
c0051620_6142896.jpg


 本日の七枚です。
c0051620_614535.jpg

c0051620_6151814.jpg

c0051620_6154231.jpg

c0051620_616624.jpg

c0051620_6163899.jpg

c0051620_617623.jpg

c0051620_6173443.jpg

by sabasaba13 | 2011-05-27 06:18 | 近畿 | Comments(0)
<< 熊野古道編(34):楠の久保旅... 熊野古道編(32):小口(10.3) >>