熊野古道編(39):那智の滝(10.3)

 幸いなことに雨もあがりました。宿に向かう前に、西国三十三所の第一番札所、青岸渡寺を拝見。その隣にあるのが熊野那智大社です。さすがに参詣客でかなりの賑わいでした。社務所で牛王宝印を購入し、大楠を拝み、土産物屋が連なる石段をおり…あっ賽銭あげるの忘れた。ま、済んでしまえばいいや、と罰あたりなことを思う私でした。
c0051620_81846.jpg

 今夜の塒「美滝山荘」に荷物を預け、那智の滝と大門坂を見物することにしましょう。土産物屋が櫛比する宿の前の通りに出ると、那智の滝を遠望することができます。その方向へすこし歩いていくと、滝への入口です。杉木立の中、石段をおりていくと、眼前に那智の滝が現れました。華厳滝、袋田の滝とならぶ日本三名瀑の一つ、高さ133m、幅13m、豪壮に雄渾に水を落とすその姿にしばし見惚れてしまいました。
c0051620_813793.jpg

 そして道を戻り、バスターミナルの方へ歩いていくと、喫茶店「美滝」がありました。ちょうど熱々の珈琲が飲みたかったところ、渡りに舟です。入店して珈琲を所望、窓から那智の滝を眺めながら馥郁として香りを楽しみました。ご主人曰く、今日は雨のため今まで滝が見えなかったのに、さきほど急に霧が晴れて姿を現したそうです。おおなんて強運なんだ、私は。熊野の神様、今度こそ賽銭を、餓鬼のみなさま、今度こそ飯粒を、山ノ神さま、必ず赤福を奉納します。
c0051620_8242.jpg

 そして外へ出てバスターミナルに歩いていくと、途中に大門坂への入口があります。その路面上には旧史跡晴明橋の石材が埋め込まれていました。なんでも花山天皇に供奉した安倍晴明がこの近くに庵をむすび、そばにあった橋を晴明橋と呼んだそうです。工事の関係で撤去したため、その一部をここに残したということでした。
c0051620_823070.jpg


 本日の四枚です。
c0051620_825758.jpg

c0051620_832352.jpg

c0051620_834892.jpg

c0051620_841090.jpg

by sabasaba13 | 2011-06-05 08:04 | 近畿 | Comments(0)
<< 熊野古道編(40):大門坂(1... 熊野古道編(38):舟見茶屋跡... >>