豊橋編(8):豊橋(10.4)

 まずめざすは前芝燈明台、名鉄バスに乗って「前芝海岸」で下車、徒歩10分という情報は得ていますが、駅前のバスターミナルで調べたところ、本数がたいへん少のうございました。できうれば今日のうちに豊橋公会堂とハリストス正教会を見たいので、泣いて馬謖を斬る、韓信の股くぐり、千挫屈せず百折撓まず、タクシーを利用することにしました。行き先を運転手さんに告げたところ、困った顔をされています。「申し訳ありませんが、どこにあるのかわかりません…」 いやいや何をおっしゃるうさぎさん、そんならおまえとかけくらべ…じゃなくて、こんな超レアな物件を指定したこちらこそ申し訳ない。会社と連絡をとって場所を確認、どうにか目的地へと到着することができました。海へと注ぐ川の堤防沿いにちょこんと佇む、木造の灯台が前芝燈明台です。宝形造の立派な屋根が印象的ですが、それほど古色をおびたものではありません。解説板によると、1668(寛文8)年に吉田藩の御用船が遭難したのを受け、翌年に藩主小笠原長矩の命でつくられ、1907(明治40)年まで航行の安全を見守っていたそうです。「この種の古い灯明台がほとんど失われてしまった今日では、灯台の歴史上貴重な価値を持つものです。なお現在の建物は、昭和41年に復元されたものです」という玉虫色の表現なので、創建当時のものか否かははっきりしません。たぶんその状態からみて再建されたものかと思います。
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 そして豊橋駅まで戻り、タクシーとはお別れ。駅前から路面電車に乗り、豊橋公会堂へと向かいましょう。路面電車がのてのてころころと走っている姿を見ると、ほんとうに心がほのぼのとしてきます。渋滞の緩和、中心市街地の活性化、環境問題への対応、お年寄りへの配慮、景観との調和、自動車と勝負をしたら、セット・カウント3-0 (6-1 6-0 6-1)で完膚無きまでの勝利をおさめることでしょう。自動車を叩き出し、街を人間と路面電車の手に取り戻す英断と見識を、地方自治体に期待します。これまでに訪れた路面電車の走る町は、函館、札幌、東京富山高岡福井岡山広島高知松山長崎鹿児島。海外ではダブリンアムステルダム、ウィーン、リスボンポルトです。日本国内で残るところといえば…えーと、おっあと熊本だけではあーりませんか。よしっ幾山河越えて、いつの日にか行ってみましょう。それはさておき、さっそく乗り込… おっ「日の丸薬局」の広告がある車両だ。この車両に乗ると、願いが叶うという豊橋のローカル都市伝説…はないのですかね。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2011-06-22 06:16 | 中部 | Comments(0)
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