筑波山編(1):加波山(10.5)

 真壁下館熱塩温泉など、加波山事件関連の史跡をいくつか経巡ってきましたが、そろそろ本家本元の加波山に行ってみたくなりました。インターネットでいろいろ調べてみると、車で頂上近くまで上ることができ、すぐ近くに「自由の楷」の碑や旗立石があるそうです。登山道をこつこつと上っていくのが真っ当な人間だということは重々承知しておりますが、未踏の地・筑波山にも寄って日帰りという予定なので、タクシーを利用することにしました。さて近くに面白いところはないかとガイドブックを紐解くと、石岡という地名が眼に飛び込んできました。石岡…たしか昭和の雰囲気を色濃く残す町だと記憶しております。まず常磐線の岩間駅まで行きタクシーで加波山事件の史跡を見学、岩間から石岡へ列車で移動して町並みを散策、そして土浦まで行きバスで筑波山へ、時間が余ったら土浦徘徊、こんな感じですかね。持参した本は「日本人の経済観念」(武田晴人 岩波現代文庫)です。

 皐月の某日曜日、幸いなことに好天に恵まれました。予定通り、まずは常磐線岩間駅へと向かいます。北千住駅のあたりからも建設中のスカイツリーが見えるのですね、ちょっと驚きでした。やがて田園地帯へと入ると、代掻きされた水田が周囲の景観を美しく映しています。この時期の旅行ではこれを見るのが楽しみの一つ。
c0051620_614823.jpg

 そして岩間駅に到着、駅前ではタクシーが客待ちをしていました。さっそく乗り込んで運転手さんに事情を話したところ、「うーん、よくわからないけど、とにかく行ってみましょう」というお返事でした。加波山に向かって走ること約三十分、山容はもう目前にあるのですが、インターネットに載っていた山頂近くの駐車場への上り道がどうしても見つかりません。運転手さんも、何人かの地元の方に訊ねてくれたのですが、埒が明きません。
c0051620_6143170.jpg

 ようやくそれらしき道に辿り着いたのですが、工事車両専用で一般車両は通行止め。チェック・メイト。捜索を断念し、駅に戻ってもらうことにしました。せっかくここまで来たのだから、車を停めてもらい、加波山を撮影。やはり事前の準備が足りませんでした、再訪を山に誓いました。振り返ると、水を張った水田が鏡のように山並みや木立を映しだしています。なんと美しい風景よ、こちらも写真におさめました。

 本日の二枚、上が加波山です。
c0051620_6145147.jpg

c0051620_615857.jpg

by sabasaba13 | 2011-07-07 06:16 | 関東 | Comments(0)
<< 筑波山編(2):石岡(10.5) 「全体主義」 >>