筑波山編(2):石岡(10.5)

 岩間駅より一つ南よりの羽鳥駅でおろしてもらいましたが、この間に要した時間は約一時間、出費は一万円弱、手痛い打撃ですが覆轍を踏まないための授業料と考えるしかありません。そして入線した列車に乗り込み、五分ほどで石岡に到着です。鎌倉時代には大掾(だいじょう)氏が支配、江戸時代は府中藩(石岡藩)松平氏の城下町でした。酒、みそ、しょうゆなどの醸造業が発達し、とくに酒は「関東の灘」といわれたそうで、クリ・ナシの産地でもあります。見どころは何といっても、昭和のフレーバーが香る看板建築や古い商家の町並み。駅に併設された観光案内所で観光地図をもらって、いざ出陣。おおっ、いきなり「ヨット食堂」と「さつま本格焼酎 明るい農村」(これはあまり関係ないか)をゲット。こいつは春から縁起がいいわい、なにやら恋の予感がします。
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 御幸通りを西へ歩いていくと、コンクリートで塗り上げられた洋館風のお宅に「豊穣の角」、コルヌコピア(cornucopia)の飾りがとりつけられていました。
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 その先にある「石岡印刷」は洋風の意匠と和風の破風のミスマッチが魅力的。破風を支える、繊細なアール・デコ調の金具にも眼を引かれます。
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 水戸信用金庫左折すると、金丸寿通り。このあたりから、さきほどいただいた「いしおか散策まっぷ まちなかの登録文化財」を片手に、建物ウォッチングと洒落込みましょう。なお"登録文化財"については、このパンフレットに的確な説明があったので紹介しておきます。
 平成8年の文化財保護法の一部改正によりスタートした建造物の登録制度です。建築後50年を経過し、「歴史的景観に寄与している」「デザインが時代や建造物の種類の特徴を示している」「優れた技術が用いられて再現すること容易でない」の基準にあてはまる住宅・事務所・社寺・橋・水門・トンネル・煙突などの建造物がその対象となります。外観を大きく変えなければ、レストランや資料館などの事業資産や観光資源として利用することが可能で、「活用しながら次の世代に伝えていく」ということを目的としています。

by sabasaba13 | 2011-07-08 06:15 | 関東 | Comments(0)
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