天浜鉄道・中津川編(2):掛川(10.7)

 皐月の某日に出発、幸いこの二日間は好天に恵まれそうです。品川駅から新幹線ひかりに乗り込むと、やがて車窓からまだらに雪が残る富嶽が望めました。そして静岡駅でこだまに乗り換えです。ホームで列車を待っていると、向かいのホームに懐かしのツインスターが燦然と輝いていました。おおそうか、プラモデルの田宮はここ静岡が本拠地だったのだ。1/35ミリタリー・シリーズ、1/700ウォーターライン・シリーズに生活のほぼすべてを捧げた幼い日々が走馬灯のように脳裡でかけめぐります。ウィキペディアによると、左側の赤い星は「情熱」、右側の青い星は「精密」を表しているそうです。そう、田宮のプラモデルの精密さには、いくたびも舌を巻いた記憶があります。それを支えていたのが、良きプラモデルを作り提供しようという情熱だったのですね。"情熱と精密"、いい言葉ですね、銘肝しましょう。"絵から「粗雑」という病気を取り除かなければならない。「稚拙」も「未熟」でもいい。「粗雑」とは心の病である"という小倉遊亀の言葉をふと思い出しました。
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 そして掛川駅に到着、ここから天竜浜名湖鉄道に乗り換えます。駅前に出ると、壁面に「年たけてまた越ゆべしとおもひきや 命なりけりさやの中山」と刻まれたプレートがありました。ああ私の大好きな西行の歌だ、東海道の難所である峠・小夜の中山は掛川の近くにあったんだ。根拠はありませんが、これからの私の旅を西行法師が祝福してくれたような気がします。そして天浜鉄道掛川駅へ、構内には沿線の見どころを紹介するパンフレットがいくつかあったので、頂戴しました。列車に乗り込んでつらつらと眺めていると、「転車台を見に行こう!」というパンフレットがありました。なになに「開催日 毎週金・土・日・月曜日+祝日 開催時間 10:40 13:40」、ということは自由に見学ができないわけだ。ま、そりゃそうだよね、実際に使用されている現役物件ですから関係者以外は立ち入り禁止でしょう。事前に判明してよかった、それでは10:40に天竜二俣駅待合室に来られるよう行動を調整しましょう。なお事前の申し込みは不要、飛び込み可とのことです。
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by sabasaba13 | 2011-07-22 06:15 | 中部 | Comments(0)
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