天浜鉄道・中津川編(12):明智(10.7)

 カーテンを開けると、お天道様が呵々大笑されておりました。どうやら今日は暑くなりそう、でも雨が降るよりはましですね。部屋の鍵をフロントにある郵便ポストに投げ込んで、いざ出発。まずは中津川駅から中央本線に乗ること十分ほどで恵那駅に到着です。隣接した明知鉄道恵那駅に行くと、「長寿のお守りと事故防止に幸せを招く極楽切符を!」というわけで、極楽という名の駅行きの切符(硬券)を売っていました。お値段は420円、つまりシニゼロ。座布団は…うーんあげない。あと半回転ほどひねりがほしいですね。それでは二両編成のディーゼルカーに乗って、明智へと出発進行。
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 気持ち良さそうにすくすくとのびる稲、遥かなる山なみ、緑なす世界の中をローカル列車はがたたんがたたんと疾駆していきます。
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 三十分ほどで岩村駅に到着、明智を訪れたら帰りにここで下車する予定です。映画のロケ地に使いたいような長閑な田舎の駅で、跨線橋もなく降りた乗客は停車している列車の前をとことこと横断していきました。もう使用されてはいない腕木式信号機が、乗降客を見守るようにして老後の日々を送っています。
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 そして恵那から五十分ほどで終点の明智駅に到着。ホーム脇に並ぶ線路を切り替えるための大きなレバーがいい風情です。壁面には、高知でお目にかかって以来ご無沙汰していた「人KENまもる君」とひさしぶりにご対面。レトロな雰囲気の出札口には、白熱電球のしぶい灯りが設置されていました。窓口では、使用済みの乗車券(硬券)を一枚二十円で販売しています。せっかくなので噂の「極楽駅」乗車券を購入しました。
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 さてそれでは明智を徘徊することにしましょう。ここ明智町は、三河と飛騨を結ぶ南北街道と、尾張から伊那方面へと通じる中馬街道の交わる宿場町として栄えてきました。明智光秀はここの出身であるという言い伝えもあるそうです。明治末期から大正時代には製糸工場が建ち並び、生糸を買い付けに来る仲買人たちで賑わい、町は殷賑を極めていたそうです。その後近代化に乗り遅れ、活気は失われてしまいましたが、この古い家並みを町おこしとして活かそうと、1984(昭和59)年に町全体をテーマパークとした「大正村」として立村されました。

 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2011-08-07 06:19 | 中部 | Comments(0)
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