隠岐編(3):境港(10.9)

 コンビニエンス・ストアの看板にはハングル、レジにはハングルと中国語による注意書き、もしかすると韓国や中国でも「ゲゲゲの女房」を放映しているのかしらん。
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 それはさておき、アジアの、いや世界中の人たちが、いろいろな国を訪れていろいろな人と接するのはたいへん素晴らしいことだと思います。多様な異文化が存在するけれども、所詮は、動物界・脊索動物門・脊椎動物亜門・哺乳綱・サル目(霊長目)・真猿亜目・狭鼻下目・ヒト上科・ヒト科・ヒト属・ヒト種に属する仲間なんだということを実感するきっかけになるのではないかな。さてそれでは境線米子空港駅へと向かいましょう、米子泥田坊空港(ごめんなさい、これで最後です)から駅までは歩いて数分。単線の無人駅で、切符の自動販売機もありません。どうやら列車の中で、車掌さんから購入するようですね。ホームに行くと…おっ私の大好きな「べとべとさん」のイラスト+解説看板がありました。どうやら駅ごとにこうしたディスプレイがあるようですね。
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 少し待っていると、どですかでんどですかでん、と前面に鬼太郎を描いた列車が入線してきました。車内の天井では一反木綿がのたうちまわっています。
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 車掌さんから切符を買ってボックス席に陣取り、さあ妖怪ハンティングとしゃれこみますか。すねこすり駅(高松町駅)、こなきじじい駅(余子駅)、一反木綿駅(上道駅)、キジムナー駅(馬場崎町駅)、そして終着の鬼太郎駅(境港駅)に到着です。おっさっそくねずみ男の着ぐるみがお出迎え、満面に笑みを浮かべた観光客といっしょに記念撮影。「けんかはよせ、腹がへるぞ」という金言を教えてくれた彼に敬意を表して、私も撮影。
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 駅の小さな待合室には、鬼太郎とねずみ男の顔はめ看板がありました。そして駅前には水木先生の銅像、そして鬼太郎のご当地ポスト。味な演出ですね、ディープな小物に惹かれる変なツーリストをくすぐる勘所をよくおさえていらっしゃる。
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 そして駅前にある「みなとさかい交流館」でトイレを拝借すると…なんとロシア語の男女表示でした。どうやらロシアでの「ゲゲゲの女房」を放映しているようです。
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 さてさて観光客のみなさんは、ぞろぞろと妖怪たちの銅像が林立する「水木しげるロード」の方へ向かわれていますが、以前訪れたことがあるし、再訪したくなるほど心に残ってもいないのでパス。もし時間があれば後ほど歩いてみることにしましょう。本命はそちらではなく、美保関青石畳通りと美保関灯台です。事前にインターネットで調べてみたのですが、路線バスはあるにはあるがとても11:40出航の高速船レインボー2には間に合いません。泣いて馬謖を切る、予定通りタクシーを利用することにしましょう。

 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2011-11-27 07:14 | 山陰 | Comments(0)
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