青森錦秋編(6):大畑駅(10.10)

 朝目覚めてカーテンを開けると、森の清冽な空気が鼻腔をくすぐります。今日も良い天気のようです。朝飯前に、すこし付近を散歩することにしましょう。宿から歩いて数分のところにあるのが錦橋、ここから見る渓谷の眺めは素晴らしいですね。朝靄をいただく山々も趣があります。その先にあるのが国設薬研野営場という大きなキャンプ場です。
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 そして宿に戻りましたが、旅程の都合上どうしても7:55大畑発のバスに乗りたいので、朝食はスキップ。その分、宿代を1000円割り引いてくれたのには感謝です。さあ出発、本日は、長駆、十和田湖へと移動します。大畑のバス停まで宿の車で送ってもらう予定でしたが、都合により乗り合いタクシーを利用することになりました。(料金800円は宿で負担) やってきたタクシーに乗り込み、運転手さんと四方山話をしていると、あっという間に大畑バス停に到着です。路線バスが来るまで少々時間があるので、付近を散策してみることにしました。どうやらここは廃線となった鉄道の駅のようで、ホームと線路が残されていました。インターネットで調べたところ、もともとは1939(昭和14)年に開通した本州最北端の路線・国鉄大畑線で、1981(昭和56)年に国鉄の財政赤字のために廃止、下北交通が経営を引き継ぎますがやはり経営難のために2001(平成13)年に廃線、という次第です。遥けき鉄路の彼方を眺めながら写真を撮っていると、「JAS オールドトレイン メルヘン・ワールド」という看板がありました。後学のために転記しますと、"伝説の列車キハ22が本州最北の地に復活! 老兵は死なず、あの雄姿が再び蘇る…夢でなくてよかった。これは、スピルバーグの世界でもなく、ディズニーともちがう… そうです…鉄道を愛するみなさんのために、Old・trainをこよなく愛する7人の空の男たちJAS鉄道愛好会(パイロットや社員たち)と下北交通白濱啓助社長の英断が生んだアダルトの世界! 古き良き時代の風景があるワンダーランドなのです。ファンがつくった全国で初めてのプライベート・ドリームランドでおもいっきり遊んでください! SHIMOKITAから世界へメッセージを送ろう!! ―ここには、平和がある―" 長々と引用しましたが、要するにJAS社員の鉄ちゃんたちがつくった私設鉄道博物館なのでしょうか。大仰な形容詞の連発には圧倒されますが、その意気やよし、ということにしておきましょう。ただプライベート・メルヘン・ドリーム・ワンダーランドがどこにあるのかよくわからないのが気になりますが。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2012-02-18 08:10 | 東北 | Comments(0)
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