青森錦秋編(16):八甲田ロープウェー(10.10)

 そしてやってきたバスに乗り込み、ロープウェー駅前へと向かいます。車窓から地獄沼が見えましたが、紅葉はもう終わりかかっています。酸ケ湯温泉で小休止があったので、外へ出て写真を撮影。
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 そしてロープウェー駅前に到着です。それほどの混雑ではなく、すぐロープウェーに乗ることができました。さすがに中腹から上はもう紅葉は終わり。寒々とした風景が眼下に広がっています。
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 頂上駅からの眺望は素晴らしいですね、靄にかすみながらも、八甲田の山々や岩木山、青森市内まで一望することができました。
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 そして下山、付近の方でしょうか、山の斜面で山菜をとっている方々を見かけました。さてこれからが問題です。青森駅前行きの最終バスが来るまであと一時間弱、ここで待つしかありません。まずは駅周辺の紅葉を鑑賞、まだこのあたりは紅葉の最後の名残りが見られます。
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 おっ温泉があるぞ、夕陽を見ながらひと風呂あびて冷え切った体をあたためるのも一興、さっそく飛び込むと、残念、もう営業は終了していました。木立の影も長くなり、やがて山の端に赤い太陽が沈んでいきます。日が暮れるとさすがに寒くなりますが、バスが来るまであと二十分。ロープウェーも営業を終わり、最後の乗客が三々五々自家用車や団体用バスに乗り込んで、立ち去っていきます。そして夜の闇が迫ると、駅も駐車場も閑散としてきました。寒い… あと十分… 停留所のベンチに座っているのは私と若いカップルだけ。♪もーしもしベンチで囁くお二人さん♪と呟きながらふと足元を見ると、泥だらけの履き古したテニスシューズの前部がぱっくりと口を開けています。きっと赤沼に行った時に破損したようです。戦友をねぎらい♪ここは御国を何百里…♪と挽歌を歌っていると、ようやくバスが到着しました。下手すりゃ満員で乗れないかなと心配したのですが、がらがら。公共輸送機関を使って個人旅行をする人が減っているのでしょうか。
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 一時間ほどで青森駅に到着、青森空港行きのバスは19:15発ですから約一時間あります。近くの店で夕食をとることにしました。いろいろな飲食店を物色し検討した結果、「弁慶」というお店に決定。さっそく入店して、阿部鶏の唐揚げ、前沖サバの塩焼き、そして八戸名物のせんべい汁を所望。実は私、せんべい汁は初体験、店の方に食べ方を訊ねると、汁が煮立ったら南部せんべいを割って入れ、アルデンテになったら食べごろだそうです。さっそく仰せの通りやってみましたが、何とも不思議な食感ですね。病みつきになりそう。
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 そして空港行きのバスに乗り込み、青森空港に到着。チェックインをして待合室に入ると「日本のリサイクルエネルギーは青森から」という日本原燃の大きな広告がありました。写真の風景はおそらく六ヶ所村ですね。この禍々しい施設に比べたら、自動車の害悪なぞ天使の微笑みのように見えてきます。われらの血税や電気料金を湯水のように使い、日常的に放射能をまきちらし、日本を破滅させかねないビヒモス。安藤昌益がもし生きていたら「今の俗、貨財を盗む。至愚にして前後を知らず、欲心に迷ふのみ盗を為る者有り、此の亡命を顧みざるなり」(統道真伝巻一)と言うだろうなあ。どうしたら核(原子力)発電所と関連施設を日本から完全に消去させることができるのだろうと、暗澹たる気持ちで飛行機に乗り込みました。
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 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2012-02-28 06:23 | 東北 | Comments(0)
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