常陸錦秋編(5):水戸(10.11)

 そして常磐線普通列車に揺られること約一時間で水戸に到着です。駅構内にある観光案内所に寄って、観光地図を頂戴し、今晩の夕食として狙っているご当地B級グルメ「スタミナラーメン」を食べられるお店を教えていただきました。そして五分ほど歩いて今夜の塒、水戸プリンスホテルに到着、荷物を預かってもらうと…貸し自転車があるではあーりませんか! これは嬉しいサプライズ。泊まるホテルで貸してもらえると、返却時刻は無制限、気の向くままに徘徊ができます。さっそく電動自転車をお借りすることにして、まず目指すは偕楽園です。なお水戸には水戸市水道低区配水塔という優品が、近くの内原には水戸市内原郷土史義勇軍資料館がありますが、以前に訪れたので今回はパス。紅葉の桜並木を愛でながら桜川沿いにあるサイクリングロードを快調に走ると、ひろびろとした千波湖に到着。いいですねえ水戸の方々は、こういう胸のすくような広々とした風景があって。常日頃市民に愛されているのか、恐れることもなく鴨たちがすりよってきます。なお千波湖はもともと、那珂川の氾濫などにより生じた浅い沼であったようですが、江戸時代初期における水戸藩の城下町建設のなかで、水戸城の堀として位置づけられ、囲い込まれることにより形成されたとのこと。 なお湖畔には、茨城県出身の歌人・長塚節の歌碑がありました。「那珂川ニ網曳ク人ノ目モカレズ鮭ヲ待ツ如君ヲ待ツ我ハ」 鮭を待つように君を待つ、何とも意味深な表現ですね。
c0051620_6192121.jpg

 ここから偕楽園まではすぐ、自転車を駐車してさっそく入園しました。なお入園無料というのは嬉しいですね、庭園・公園はこうでなくちゃ。後楽園、旧古河庭園、百花園、浜離宮、芝離宮等々、これ見よがしに銭をむしりとる某自治体に爪の垢を進呈してください。しかし、紅葉に関しては完全に期待外れ、うーん、やはり梅の偕楽園か。なおその来歴ですが、1841 (天保12)年7月、水戸藩第九代藩主徳川斉昭によって造園が開始され、翌年に開園。斉昭は、千波湖に臨む七面山を切り開き、弘道館で文武修行する藩士の休養の場とすると同時に、領民と偕に楽しむ場にしたいとして「偕楽園」と名づけました。その名の精神により当初から毎月「三」と「八」が付く日には領民にも開放されていたそうです。この精神を引き継ぎ、日本三名園では唯一、入園無料なのですね。合点合点合点。現在では、隣接する千波公園などとあわせて名称を「偕楽園公園」とし、面積は合計300ヘクタール、都市公園としてはニューヨーク市のセントラルパークに次いで世界第2位の広さだそうです。ちなみに2007年に「水戸藩の学問・教育遺産群」の一部として、世界文化遺産の暫定リスト入りをめざして文化庁に提案したそうですが、ちょっと役不足かな。(ウィキペディアより) ま、それはさておき、休憩所として建てられた、三階建ての好文亭にのぼってみることにしました。(ここは有料) こちらは水戸空襲で焼失し復元、1969年に落雷で再度焼失し、1972年に復元されたものです。三階からの眺めは絶景かな絶景かな、偕楽園はもちろん、千波湖や桜川も一望できます。斉昭はここで、腰元の帯をひっぱってくるくる回しながら、「ご無体な、あーれー」と言わしていたのかな。
c0051620_6194773.jpg


 本日の二枚です。
c0051620_6201125.jpg

c0051620_6202887.jpg

by sabasaba13 | 2012-03-08 06:21 | 関東 | Comments(0)
<< 常陸錦秋編(6):水戸(10.11) 常陸錦秋編(4):高萩(10.11) >>