銚子編(2):(05.5)

 そして銚子ポートタワーへ。1991年にオープンした海抜57.7mの展望ツインタワーです。「高い所へはとりあえず上る」という山ノ神の託宣を遵守し、300円払って上りました。太平洋、利根川、銚子市街を一望できるパノラマです。驚いたのは展望室に、堂々と灰皿が置かれていたこと。こうした密閉された空間では、禁煙というのが最近の傾向ですが、それを傲然と無視。そういえば、街中で歩き煙草をしている人をよく見かけました。やはり漁師町だからなのでしょうか。ポルトガルに似ていますね。そうか、銚子は日本のポルトガルだったのか! そしてタワーを降りて犬吠崎へ向かおうとしたところ、ふと見つけた店が軽食・喫茶「花粉」。わが目を疑いました、なぜこんな名前をつける? 神は許し給うたのか? 気になるのでいろいろと仮説を立てました。カフン・アハマドザイというアフガニスタン出身の方が経営している店という蓋然性が高いですね。入っただけで目がウルウルしてきそうなので、真実は確認できません。この辺の勇気のなさが、未熟なところです。
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 さらに海沿いの道を行くと、小川芋銭の句碑を発見しました。「大海をとびいつる如と初日の出」 現天皇が生まれた時に詠んだ句とか。海に突き出た自然の巨岩に刻まれていました。もしかすると日本最大の句碑かもしれません。ご教示を乞う。この近くに、彼がアトリエとして使用した「潮光庵」、尾崎行雄(咢堂)のために建てられた「思咢庵」があるそうなのですが、所在が分からず捜索を断念しました。
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 本日の一枚は、ポートタワーからの眺望です。
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by sabasaba13 | 2005-05-15 09:47 | 関東 | Comments(0)
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