瀬戸内編(2):子規堂(11.3)

 三月好日、午前11時ごろに松山空港に無事到着。空港ビルには、宇和島の祭の花形、牛鬼が展示してありました。
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 そしてバスに乗って松山駅前へ、下車すると二人して思わず深呼吸をしてしまいました。嗚呼おいしい空気だ。放射能を心配せずに呼吸ができるという、当たり前の喜びを噛みしめました。あらためて、東京電力をはじめ核(原子力)発電所を稼働している電力会社、プラント建設でしこたま潤っている東芝・日立・鹿島などの企業、原発の乱立を推し進めてきた自民党と公明党と民主党および官僚たち、まともな批判をせずに口を噤んできたマスメディア、"安全安全"と鸚鵡のように繰り返してきた御用学者たちへの瞋恚がめらめらと燃え立ってきます。企業・自民党・公明党・官僚・マスメディア・学者は、東電と民主党にすべて責任を押しつけ知らんぷりをする腹でしょうが、この事故はこの方々が原発という利権にむらがって起こした、構造的な腐敗によるものだと考えます。この方々がどのような利権で結びついているのかを暴き、ぜひとも落としまえをつけていただきましょう。やはりそれができるのはマスメディア、もし仮に反省をしているのであれば、自己批判をしたうえで厳しく追及をしてください。そしてコインロッカーに荷物を預け、駅構内にある観光案内所で資料や地図をもらいました。駅前には正岡子規の「春や昔十五万石の城下町」の句碑、そして懐かしい円筒形の郵便ポストがありました。駅構内には、四国旅行には欠かせない「ウィリー・ウィンキー」というパン屋さん。よくお世話になりました。
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 案内所で教えてもらった市営駐車場で自転車を借りていざ出発。まずは松山市駅近くにある、「正岡子規誕生邸址」へ向いましょう。伊予鉄道高浜線の踏切を渡ると、最上部に「原子力本部 愛媛原子力総合対策室 原子力保安研修所」という看板が掲げられたビルがありました。"YONDEN"とあるので、おそらく伊方原発を有する四国電力のビルなのでしょう。…もし伊方原発で事故が起きたら、ここ松山はもろに放射能を浴びるわけだ。もう日本で安心して住める場所はないのかもしれません。あるとすれば原発のない沖縄…いや米軍がいるな。ふう。
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 そして「正岡子規誕生邸址」の碑に到着、写真におさめると、道路の向こう側に「中華そば ギョーザ 闘牛」というお店を見かけました。ご主人は宇和島出身なのでしょうか。
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 松山市駅を通り過ぎ踏切を渡り、すこし走ると子規堂に到着です。正宗寺内にあり、俳人・正岡子規が17歳まで過ごした邸宅を模して建てられた木造平家建の建物で、彼が使っていた机や遺墨、遺品、写真などが展示されており、子規の勉強部屋も再現されていました。彼が死ぬまで使用していた上布団の生地や、秋山真之が贈った羽根布団の生地などもあり、思わず東京根岸の子規庵のことが脳裡に浮かびました。
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 敷地内には高浜虚子の筆塚、鮮やかな深紅の椿と供え物の蜜柑のコントラストに目を奪われました。夏目漱石が「坊つちゃん」の中で"マッチ箱の様な汽車"と記した軽便鉄道の客車も野外展示されています。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2012-07-10 06:17 | 四国 | Comments(0)
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