瀬戸内編(6):松山城(11.3)

 そしてカトリック道後教会の前を通り過ぎ、にきたつの道を抜けて日本最古の温泉といわれる道後温泉本館へ。
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 1894(明治27)年に建てられた和風の豪壮な建物には惚れ惚れします。自転車をホテルに置いて、夜にまた出直すことにしましょう。さすがに大勢の観光客がひしめきあい、観光の人力車も列をなしています。坊っちゃんとマドンナの顔はめ看板があったので撮影していると、通りかかったおばさんから「顔出したところを撮ってあげようか」と言われました。そういう趣味はないので丁重にお礼を言ってお断りしました。ほんとに松山の人って親切ですね。なお近くに広場にも同様の顔はめ看板と、「坊つちゃん」に登場する人物および漱石先生のフィギュアがありました。
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 それでは松山城へと行きましょう。洒落た洋館風の道後温泉、坊っちゃん列車、からくり時計を撮影して、路面電車と抜きつ抜かれつしながら十数分ペダルをこぐとお城に到着です。
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 ロープウェー駅にはうらなり、山あらし、たぬき、坊っちゃん、マドンナ、赤シャツ、野だいこと「坊つちゃん」登場人物の顔はめ看板が勢ぞろい。どういうわけか顔がはめてある正岡子規、秋山好古、秋山真之の看板もありました。もちろんすべて撮影しましたが、これだけあるとちょっと有難味が薄れますね。
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 さてここから天守閣まで、ロープウェーとチェアリフト、どちらも利用できますが、寒くなってきたので前者を選択。駅ビルの二階には"「坂の上の雲」スペシャルドラマ館"がありましたが、別段興味はないので通り過ぎ、矢がすりの着物・袴を着たマドンナ姿の係員に案内されてロープウェーに乗り込みました。
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 街並みの眺望を楽しんでいると、あっという間に到着、こちらの駅にも鎧武者・殿様・お姫様の顔はめ看板がありました。
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 豪壮な石垣を見上げながら太鼓門を抜けると、桜が林立する本丸です。残念ながら蕾がほころびはじめたところ、満開の時期にはさぞや見事な景色となるでしょう。そして眼前に屹立するのは、1820~54 (文政3~安政1)年に建造され、往時のまま現存する天守閣。なお江戸時代に建てられ今に残る天守閣を「現存12天守」と言うそうで、弘前城松本城、丸岡城、犬山城、彦根城、姫路城松江城備中松山城丸亀城、松山城、宇和島城高知城が該当します。私事ですが未踏の天守閣は丸岡城のみ、いつの日にか訪れる所存です。
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 さてそれでは天守閣にのぼって殿様気分を味わいますか…なに、午後四時半で入城は終わり! 現時刻は午後4時45分、遅かりし由良之助でした。天守閣の周囲を散策して、眺めのよいベンチに座って、さきほど山ノ神が購入したジューシーで高雅な味わいの「せとか」をいただきました。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2012-07-14 07:37 | 四国 | Comments(0)
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