甲斐路編(11):昇仙峡(11.5)

 「馬車 中間折返し地点」という看板の下には、満々と水を湛えたドラム缶がありましたが、観光馬車を引く馬の給水所なのでしょう。その先には「恩賜林御下賜100周年」という幟がありました。
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 昇仙峡園地という河原に下りると、昇仙峡の主峰である覚円峰を眺めることができます。その近くにあった金渓館という蕎麦処には「山があっても山無県」「貝(海)がなくても甲斐の国」という古典的な駄洒落の看板。
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 このあたりで車が通れない遊歩道へと入ると、長田円右衛門の碑がありました。江戸後期にこの地で暮らした農民で、昇仙峡新道を切り拓き、今日の観光道路の端緒を開いた方だそうです。そして覚円峰を真下から見上げられる、渓流に沿った遊歩道を歩き、石門をくぐって昇仙橋を渡ると、頭上に岩がせり出している場所がありました。よく見ると、その岩の隙間にびっしりと硬貨が押し込んであります。何かの願掛けなのですかねえ。そして岩の狭間を爽快に流れ落ちる仙娥滝(せんがたき)に到着。一休みしながらその眺望をしばし楽しみました。
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 滝に左手に沿う石段を上ると、お土産屋や食堂が櫛比する昇仙峡観光の拠点に出ました。こちらにある大きな駐車場に車を置いて付近を散策するのが一般的な方法のようです。水晶・六晶石・トルマリンなどを売っているお店がたくさんありましたが、なるほど「宝石の街 甲府」とはこのことだったのですね。
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 あるお店には安曇野で見かけた「雀おどし」が屋根についていました。鷹などの猛禽類をイメージした飾りで、当初は米などの穀物を食い荒らす雀を猛禽類の形で脅すために家につけたものが、やがて装飾性が重視され豪農の家に取り付けられるようになったのだそうです。
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 なお富士山を眺望できるパノラマ台までのぼる昇仙峡ロープウェイもありますが、時間の関係でカット。また「影絵の森美術館」もとりたてて食指が動かないので、こちらもカット。というわけで、昇仙峡入口バス停からここまでのんびりと歩いて二時間強でした。朝早く来たために混雑にも会わず、きれいな新緑と渓谷美を堪能することができました。"早起きは三文の得"とはよくぞ言ったものです。

 本日の八枚です。
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by sabasaba13 | 2012-10-05 06:23 | 中部 | Comments(0)
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